2021年1月31日日曜日

イタリアから修道会・総長さまが訪問。心の通じるひと時を楽しく過ごす

トマの修道会の総長さまが、湯江修道院を訪問された。左、カルロス・アルベルト・トロヴァレッリ総長。59歳。右は谷崎管区長です。イタリア語からの通訳を務めた。
トマ達の修道会は、コンベンツアル聖フランシスコ修道会といいます。総長さまは、アルゼンチン出身。初・来日です。1月2日に東京に着いたが、コロナの関係で、2週間は部屋を出るのを守った。湯江修道院、ホーム入居の修道者が集まって、総長さまと兄弟的親睦を深めた。
★総長さまの日本の印象は、親切、整然、文化もある。修道者たちの雰囲気も好感がもてる。聖コルベが開いた聖母の騎士では霊的な感動を受け、喜びとなった。総長として、目指すのは、『共同体への強化』。日本の皆さんの活躍に期待している、と一同を励ました。全世界で働く、同じ修道服を着た兄弟たちに思いを馳せて、『強い、つながり』を感じた。こころは皆、いっしょ。カルロス総長さまの訪問は、トマにも大きな喜びを与えた。しっかりと握手を交わした。
★トマは、総長さまに言った。「私たち年配修道士は、どうしてもポーランド人修道者たちの汗や、苦しみ、祈りを忘れる事は出来ない。聖コルベと、それらの修道者たちのお陰で、今の私が居り、修道会の基礎になった。聖コルベから戦争が始まるまで、38人の修道者が来た。そのうち、セルギウス修道士は103歳、長崎で、またローマン修道士は100歳、ホームで逝かれた。日本管区は、ポーランドの管区と深い関係があります」

2021年1月30日土曜日

事は、トン、トン、運んで、びっくり。「ガクン」は「ホット」に変わる

突然、「ガァーン」と打たれたら、たじろぎますよね。そして「ガクーン」と、くる。
誰だって、生身の人間です。痛いし、カユイし、喜怒哀楽だってあり、浮き沈みだって、あります。
だから、お母さんの祈り。コメントにあったね。「祈りば、せんと、いかんよ」。それ忘れちゃ、おしまいと、キモを据えます。
この度は、何かに、導かれて、事は、トン、トンと、運びました。
ヨゼフ・クリニックの高木先生が、直ぐに大きな病院へ電話して、MRCPの撮影を頼んで下さった。MRIの撮影は、そう簡単には出来ない。普通は1週間待ち、10日待ちです。そんなに「いま、すぐ」なんて、到底、考えられない。それが可能となり、すぐ実施され、翌日には、結果を、高木先生が電話で教えて下さった。そして、次の予約、緩和ケアの専門医に紹介して下さった。こんなに、トン、トン、行って、びっくりでした。「ガクン」は消えて、「ホット」して居ります。落ち着いた日々を過ごしております。栄養士さんは、やわらかい特別食を用意してくれています。
★日記を読んでくださる皆さん、この度は、こころ温かい支えと、お祈り、心配をして下さって、ありがとう。感謝いたします。
★また沢山のコメントも頂き、大きな励ましになりました。つづいて見守ってください。 

2021年1月29日金曜日

ヨゼフ・クリニックからの電話。確定した。新たな道が始まる。委ねる心

長崎のヨゼフ・クリニックの高木先生から、午前中に電話がある。
「聖フランシスコ病院でのMRCPの診断が届いた。すい体部が拡張している。すい炎の合併症もある。来週、指定の日に、聖フランシスコ病院へ診察に行って下さい」
「ありがとうございました」
『すい臓がん』が確定した。瞑目して、その知らせを飲み込んだ。 
高原修道士さんと、医務室の看護師さんに報告する。新たな道が始まる。
★腎ゾーさんに、すい臓さん、トマの「おなか」は、どうなっているんだろう。気持ちだけは、しっかり持とう。

2021年1月28日木曜日

行動開始。もう少し詳しく知らべる。自分らしく生きたい。他者の助けで

朝から、自分の意志で、一切、食べない、飲まないで、高原修道士さんの運転・介護で、長崎へ。
ヨゼフ・クリニックの高木先生(主治医)の診察を受ける。事情を説明する。
高木先生が、すぐに電話。聖フランシスコ病院の放射線科に申し込む。
食べない、飲まないで、良かったよ。
写真は、聖フランシスコ病院の待合室のマリアさまです。MRIの中でも、すい臓を調べるMRCPを受ける。詳細は、明日、分かります。
★聖フランシスコ病院から、ヨゼフ・クリニックへ戻る。血液採取をして、1時間、点滴を受けた。
「明日、電話で、知らせるから」と高木先生。これからの事は、高木先生にお任せになる。徐々に、詳しい事は分かるでしょう。これから新たな戦いが始まる。
★沢山の励ましのコメントを頂き、ありがとう。
病気になったのも、自分のせいでも、誰のせいでもない。「これは自分が歩んで来た道なんだ」「神さまが、これまで『イノチ』を与えて下さった。神に感謝」と受け止める。
そして、今は、こう、思います。
最後まで、自分らしく、生き切りたい、と。
「自分らしく」と言っても、自分ひとりでは生きられない。ピースになるには、沢山の人の助けがいる。

2021年1月27日水曜日

生かされてきた、感謝です。希望と元気を失わず、祈りの日々を過ごそう

 諫早総合病院へ。
高原修道士さんが運転と介護。
濱田盛雄院長神父さんが付き添え。
血液検査、CT撮影、胃カメラの結果が分かりました。
「膵臓ガンです。歳を考えて、手術も、抗がん剤もできない。進行が早い。見守りましょう」
イノチは神さまの事です。これまで生かされたこと、沢山のお恵みを戴いたこと、神に感謝です。また本当に多くの人たちに出会い、支えられました。だから今が、あります。感謝です。あと1か月ほどで誕生日がきます。それまでは何としても生きたい、今日の祈りです。

2021年1月26日火曜日

ネコちゃんのカード。青森産のジュ―ス。聖母の騎士のルルド。恵みあれ

福岡の昌子さんから、宅急便が届いた。重たい、何だろう。丁寧に包まれた中から、1枚のカードが入っていた。
5匹の、ネコちゃん達の絵。かわいい。何をして、遊んでいるのだろう。カードには、裏表に文字が記されていた。「昨年から、お会い出来ない状況が続いており、とても残念です」。昌子さんは、時々、ホームにも来ている。
包みの中味は、大きなビン。「青森県・林檎果汁100」が現われた。これなら飲める。明日は、いよいよ総合病院で、胃カメラの検査。イノチは神さまのことです。マリアさまの御助けを祈ります。ネコちゃんからも、ゲンキをもらう。
★昌子さんのカードの文。「2か月程前に、教会の主任神父さまと信徒15名で、聖母の騎士のルルドに巡礼に行きました。マリアさまの前で黙想やお祈りをし、神父さまのお話を聞き、すばらしいひと時を過ごしました。ルルドで白浜さんがお掃除をしておられ、トマさんのテレビ撮影の時の話を詳しくして下さいました」
★そこで白浜さんに電話で聞いた。「ルルドにお参りに来る人は、2人か、3人止まり。大勢で来られたのは初めてでした。中の1人が、『高宮教会から来ました』『わたしも、その教会に通っていた』と、話が通じた。コルベ神父さまの事など語りました」
★昌子さんの文つづき。「白浜さんの話は嬉しかったし、再度、感動しました。その後、下の聖堂で、ミサを捧げて祈りました」
★ホームに面会に来た時の昌子さん。電話でお礼を言いました。詳しい事情が分かりました。インド人の神父さまで、「福音的なヨガ」を実施しているグループです。バス会社の貸切バスで、聖母の騎士だけの巡礼でした。ルルドは天然の場所だし、コロナには心配のない巡礼でした。神父さまの声で、カラダを動かしながら、福音の話を心に植え込むのです。
★この昌子さんには後日談があった。ルルドの水を沢山持ち帰った。知人に、102歳の「おばあさん」を介護している女性がいる。巡礼で汲んだルルドのお水をお送りした。その時、「おばあさん」は尿が出ないで、苦しんでいた。そのお水を飲むと、「スーッ」と取れて、良くなった、と喜ばれた。電話で、詳しい話やお恵みを聞いて、トマも嬉しくなった次第です。トマもルルドのお水、愛飲。昌子さん、ありがとう。

2021年1月25日月曜日

老いる事は自然に帰る。川が流れ、レンゲの花も咲く。吸い込まれる心情

入浴は、1人では、危ない。これまで、広い風呂に、ゆっくりと、湯を楽しんだ。当たり前だった、それが。でも、もう危ない。バリ、バリ、働いていた時は、「満足の、チャンスは、そんなに来ない」と考えていた。今日から、介護の入浴を受けた。ゆっくりと、湯を楽しむ時間は、ない。シャワーを浴びて、自分でカラダを洗って、家庭用の風呂に浸かる。今は、もう、「満足の、チャンス」と、奉仕する介護の職員さんに、感謝する。日々、満足に変えて、感謝して生きる身上になったということです。
★島原で見つけた屏風と人形たち。「春の小川は、さらされ、いくよ」。レンゲの花の匂いも漂う。ホームでも「コーラス」の時に、よく歌っている。日本人の心に浸み込んでいる風景ですよね。
★老人の心境は、自然を受け入れたい、そんな気になる。ムリをしない。もう踏ん張らない。風が吹く。雨が降る。身体も不自由に侵される。そのまま自然。受け入れようじゃないか。天の御父が見守ってくださる。
★こんな表情で過ごしております。食べているのは「回転焼き」です。子供の頃を思い出しますね。やんちゃで、すばしっこくて、マケるのは、スカン。「わたしは、人間の生き方に興味があるんですね」なんて、テレビの取材で言っていた。よく、まあ、この歳まで生かされた。人生の深い処は、分かりません。午後からは、教会の祈りと、ロザリオと、聖書は読んでおります。いま、トン、トンと女性職員が自室をノック。「お変わりないですか」「だいじょうぶ」

2021年1月24日日曜日

生きてる事は、ふしぎだな。意味があり、役目もある。キズナ広がる喜び

日曜日。ミサを休む。瀧神父さんに、ご聖体をお願いした。
5時半に起きて、身辺を整え、静かな気持ちで、瀧神父さんを待ちながら、「教会の祈り」読書と朝の祈りを唱える。廊下に、ゴト、ゴト、と音が聞こえる。瀧神父さんの接近が分かる。
教会から、押し車を頼りに、根気よく、長い廊下を、また、エレベーターに乗り、長い廊下を黙々と歩いて来られる。
ご聖体を拝領。感謝で拝領。瀧神父さんの優しい心も伝わってくる。
★瀧神父さんが言った。「トマ、ブログを読んでいる人たちが心配しているぞ」。ありがたい。与えられたイノチには、役目がある。務めがある。まだ生かされている。ふしぎだな。沢山の人のソバを通過してきた。「人の痛みは3年でも、こらえる」という人。「人の痛みを分かることが、平和の原点」という人。いろいろあったが、まだ生かされている。人が苦しんでも、他人は何も感じない。それが現実。それを乗り越えるのが、神の人のご聖体。
★昨日の日記に、フランスのBruno  James ジャムさんからコメント。「一昨年、トマさんにインタビユーしたフランス人の女性記者さんに、パリで会いました」。数日前に、ジャムさんから絵ハガキが届いていた。子供さんと一緒。バックの風景が、いいね。聖コルベ館での一杯の水が、ホームに来ても「つながり」、キズナは広がる。本場ルルドのお水を送ってくれた。いま、それを愛飲している。ジャムさん、会いたいよ。

2021年1月23日土曜日

明るい気持ちで生きよう。孤独じゃ、ない。沢山の人に支えられて生きる

 明るい気持ちで、生きましょう。
生きている事は、まだ神さまからの恵みがある。恵みの先には、希望がある。
暗く考えると、つまらない。
せっかく、いただいたイノチです。
精いっぱい、生きましょう。
孤独じゃ、ない。
沢山の人から、見えない所で、支えられている。ありがたい、と感謝します。
枯れた葉っぱも、美しい。まだ、まだ、役目は、あります。
★今日は、ホームで懇談会があった。2月の予定が、告知される。トマは、個人的に、2月5日、日本二十六聖人殉教の日が注目。「聖トマス小崎=15歳で殉教」。その聖人の名前を修道士名に、いただいた。待ち望む日です。
★ホームの電話機。むかし、なつかし、みどり色の電話機。ホームの入所者が、利用していた。「故郷、五島」に、電話する老人女性もいた。外部との、唯一の通話機関だった。
昨日、「もう、外しました」とホームからの知らせがあった。「惜しかった、な。写真に、撮っておくはずだった」と残念がる。これは同じ機種の電話機。昭和の、貴重な器具が又、消える。NTTが、使用の金額が少ないので、撤去したそうです。新たに、別の電話機が設置されるか、わからない。時代は、変わるんですね。寂しい思いがします。使命を果たした電話機、さよなら。

2021年1月22日金曜日

水面の十字架。隠れの祈り。いまも十字架は誰にでもある。心に再確認

 天草で見た、隠れキリシタンの十字架です。大きな鍋に注がれた水の上に、はっきりと、確かに十字架がある。命をかけて、秘かに拝んだ十字架。イエスの苦難。それを思い出して、役人から捕らわれる恐怖にも耐えて、静かに見詰め、涙を流したのでしょう。どういうカラクリで、水面に十字架が出来るのか。右手に、木の四角い箱がある。ローソクを灯し、その光を頼りに、投影される。十字架は水面で揺らいだであろう。
★日記を書き始めて、13年になる。今年になってから、腹部の痛み、食欲のなさ、胸の不快などで、日々、十字架です。隠れキリシタンの純情な、純真な、信仰に負けちゃダメですね。あと40日経ったら、93歳の誕生日が来る。その日までは、日記を頑張りたい。その思いで、生きております。
10年前の顔。いい顔。年月が経てば、顔も、気持ちも、パソコンも変わった。変わらぬのは、その人の十字架か、な。
★ホームの園医、お医者さんの診察日。言いましたよ。胃も診てもらったが、痛い。もや、もや感。カラダが、シャンとしない。食欲が湧かず、食べるのが苦になる。お医者さんは言った。「クスリで調整してみましょう」
★栄養士さんの好意で、特別ワクで、やわらかい食事を食べている。昼食の普通食は、エビのフライだった。特別食は、6匹のエビを、みじん切り、玉ねぎもみじん切り、合わせて揚げた。「どう、ね?」と巡回中の栄養士さん。「みな、食べた」
★昼食の後、瀧神父さんに伝えた。「しばらく、ミサは休みます。日曜日だけ、ご聖体、お願いします」「ウン、わかった。大事に、な」

2021年1月21日木曜日

子どもの頃、遊んだパッチン。イノチと、パワーの中で、夕陽はしずむ

昭和初期の、子どもの頃の遊び道具で、「パッチン」と言いました。
子ども、5、6人で、地面に〇を描いて、その中で、投げる。丸い厚紙には、子どもの興味を引くような絵が描いてある。〇の中の、パッチンを〇の外に押し出したり、引っくり返すと、自分のモノになる。
北朝鮮の大地で、よく遊びました。右上の四角いカードは、当時の人気役者で、集めて喜びました。遠い思い出ですね。
★血液採取や、CTの撮影は、順調良く、行きました。高原修道士さんのお陰です。
朝、ホームを出て、昼食前には、帰りました。行き帰りの車中では会話はなかった。与えられた出来事を、堪えて、「こなして」行くだけです。それが今の日々です。ただ、オナカが痛むのが気になります。「つめる」というか、そんな感じです。食べる事に、興味が湧かない。
19日は、841人が日記を見てくれて、びっくりです。
★昨日の夕方、自室の前の廊下から見えた夕陽です。なんと、すばらしい空じゃないですか。一日、働いた太陽は、最高の輝きを大地に、家々に、人びとに与えながら沈んでいく。自室から、朝陽は見えない。
こんな恵まれた環境に住んでいるのです。
いつまでも、あの夕暮れが見たい。
陽の光は、イノチだ、パワーだ、恵みだ。明日も、明るく生きられますように、それが祈りだ、感謝です。ホームの皆さんも、同じように、苦労と喜びで暮らしている。

2021年1月20日水曜日

歯医者さんに行っても、痛む。落ち込むな。上を向こう。希望を持とう

昨日は、歯医者さんの診察。
「上の歯茎が痛いです」
レントゲンを撮った。
上の前歯、3本が、差し歯。
これには思い出がある。
椿原の学校時代、
暴れん坊の少年が、棒を振り回す。
前歯に、カチンと当たって折れた。
30年前の思い出の歯。
左側の隙間が、化膿した場所。
「化膿止め、飲むしかない」とお医者さん。「この歯は、抜けないでしょう」
★今日、いま、高原修道士さんに電話を掛ける。「あした、8時半、出発ね」
「わかりました」
「昨日は、夕食の後で、腹が痛くて苦しんだよ。あれも、痛い。これも、痛い。もう、落ち込むよ」
「いや、いや、しっかりしてくださいよ」
「そうだね。下ばかり向くのでなくて、上を向く。天を向く」
「入江さんの声、トマさん、来いよ」
爆笑。入江さんが、呼んでいるな。「まだ、ちょっと、待て、な」

2021年1月19日火曜日

簡単に言うと、病状は、こう、です。まだ、まだ、希望を持って生きます

 簡単に、言うと、こう、です。
場所は、胃と小腸をつなぐところ。
腫瘍が、ある。
良性か、悪性か。
今後の、血液、CT、胃カメラの検査で、
はっきり、分かるでしょう。
処置の方法を、考えます。
★今の時期、早朝は、寒さで冷える。腹部の痛み具合も考えて、教会のミサは休んでいます。
★ホームでの食事が「やわらかい献立」に変わりました。ホームの看護師さんから栄養士さんへ連絡がつながる。食べやすい食事です。ありがたい。
元気を出そう。これまでも幾多の病気を乗り越えてきた。希望を持って、前へ進もう。
★なんか、わからんが、母親の祈る姿を、思い出した。
つらいよ、つらかった、と、なげくとき、背中をさする手がほしい。
だれでも、そう、でしょう。
その手は、母親の祈る手、温もりのある手だな、と思いました。
見えないけれど、今に、つながる。まだ、まだ、生きます、呼吸します。
★今日は、午後から、歯医者さん(予約)へ行きます。車で20分程の町です。ホームの職員さんが送迎してくださる。

2021年1月18日月曜日

総合病院での診察。じょじょに分かるでしょう。励ましコメントに感謝

総合病院の内科の待合室は、「蜜」になるほど、診察を受ける人で混んでいた。
名前が、次々に呼ばれて、人が動く。
長い時間が過ぎて、やっと名前が呼ばれた。
体温、血圧、身長など計り、奥の診察室に通された。お医者さんと、初めて対面。いきなり、お医者さんが胸の名札を見せて、「わたしは、〇〇〇〇です」と名乗られたのには、ちょっと、おどろいた。
★血液検査と、CTは、21日(木)に、胃カメラを27日(水)に行ないましょう。検査の日にちを決めただけで、診察は終わった。
食事は、やわらかにものを食べてください。
★状況は、じょじょに分かるでしょう。ホームに帰ったのは、ちょうど昼食時でした。あわてず、イラたてず、ゆっくりした気持ちで受け入れ、過ごしたい、今のところは、そういう段階です。沢山の皆さんのコメント、励ましは、ありがとう。

2021年1月17日日曜日

今日は、ゆっくり休みます。明日は、朝から病院へ。日記、書けるか?

日曜日だが、ミサを休んだ。
普段から1時間遅れの、5時半に起きた。
身なりを整える。歯をみがき、洗顔をして、部屋を明るくする。
「教会の祈り」の読書と、朝の祈りを唱える。ロザリオを唱えながら、静かに待つ。
ざわざわと音がして、瀧神父さんが入って来られた。「ご聖体」をいただいた。
瀧神父さんに、からだの状況を説明する。瀧神父さんは「トマに、語りべの役目がまだ有るなら、時間を下さるだろう」と言った。
★朝食の後で、看護師さんから、大きな封筒を渡された。園医のお医者さんの診察のデーターが入っている。録画もある。総合病院の、診察される消化器内科の医師の名前も記されている。
★明日は、朝から、高原修道士さんの運転と介護で、病院へ出かけます。日記は、書けるかな? 

2021年1月16日土曜日

総合病院の予約診察は、月曜日。イノチは神さまのこと。おまかせします

こころに、雨が、ふる。
気分が、すっきり、しない。
腹部が、なんとなく、もどかしい。
昨日、午前、ホーム園医・お医者さんの診察を受ける。早速、午後、医務室に電話があった。「月曜日に、総合病院へ予約をとりました。診察を受けて下さい」
何かが、起こりそうな、感じ。
あわてない、おどろかない、現状を、素直に受け取ろう。イノチは、神さまのことです。
すべて、導きに、おまかせします。
★今朝は、ミサの祈りは、お休みした。
濱田院長神父さんが、心配して、自室に来られる。「どうか、ね?」
一応、状況は、説明は、した。
「あんたが、修道会の一番の長老だからね。がんばってよ」と、手に5本の指を示しながら、「わたしも、この中に、入るよ」
修道者仲間の誰もが、長老になった。
次に来る課題は、わかっている。
人生には、長い間に、その人に託された使命がある。それを生きれば、よい。

2021年1月15日金曜日

「長崎のコルベ神父」。英訳と校正、完了。園医の診察。ハラはハラハラ

自著「長崎のコルベ神父」(1983年出版)を、荒木慎一郎先生(長崎・純心大学教授)が、英語訳に取り組んで下さって、2年が過ぎた。ご多忙のなか、英語訳は大変だったでしょう。熱意と努力が伝わってきます。
昨日、荒木先生から報告があった。「最後の章の校正が、ケビン・ドーク先生(ワシントンのジョージタウン大学の日本学教授)から送られてきました。これで、すべての校正を終わります」。前半が完了した。いよいよ後半に入る。期待は、高鳴る。先生たちのご苦労に、感謝。

★左の写真は、コルベ神父が長崎へ上陸して、大浦天主堂のすぐ近くに、1年間、宣教した仮の修道院です。7人のサムライ(騎士)達が生活した。左上に、天主堂、司教館が見える。
この1章「清貧の出会い」が、日本名随筆・全100巻のうち「貧」(85巻)に収録された。
★昨年は、聖コルベ東洋宣教90周年。今年は聖コルベ殉教80周年。この年に英語訳の出版。大きな喜びです。
★聖人といえども、コルベ神父にも人間的な弱さがあったはずだ。聖コルベと長崎で生活を共にした十数人のポーランド人修道士に、ジカに話を聞いたが、コルベ神父は長崎で沢山、泣き、苦しんでいる。聖人でさえ、悩み、苦しみ、怒り、笑い、そして失敗もした生身の人間であった。だから、こそ、そこに魅せられるのである。コルベ神父にとって、長崎の六年間は、自分にとって厳しい試練の時だったといえる。
★ホーム園医のお医者さんは、週2回、月と金に診療に来られる。今日、診察を受けた。血液検査の結果を聞いた。数値が、若干、上がっている。自分でも、どうも腹部の調子が、よくない。お医者さん「病院で、詳しく、調べますか」「はい」「どこが、いいですか」「総合病院が、いいです」「では、予約を取ります」。トマの表情は、不安だった。

2021年1月14日木曜日

飯盛山の「うどん屋」。肉ウドンがウマかった。今日の昼食「肉うどん」

「飯(いい)盛(もり)山」。
本当に、ご飯を盛ったような山。
むかしの人は、いい名前を付けたね。
真ん中に、一本の区切り。
多分、頂上に、電気柱が有るみたい。
徒歩の時代は、両脇に、旧街道。
この道は、長崎から、温泉街へ。
いまは、トンネルがあって便利。
中古の白い軽を運転して、よく走る。
山を見る度に、こころが癒された。
トンネルを出た場所に、1軒の家。
「山の里・うどん」屋さん。これだ。
豪華な看板に釣られて、よく食べた。
店には客が多く、繁盛していた。
いつも「肉うどん」を注文する。
これが又、ウマイんだな。
運転の疲れを癒す「ウドン」だった。
コロナの時代、店は、今も有りや。
一杯のウドンだが、ありがたい。
こんな風情の有る店は、残したい。
★今日の昼食に、「肉うどん」。
ススリながら、ハラの具合も考える。
ハラが安定しないと、気持ちがブレる。
何とか、誕生日までは、頑張ろう。
ミサで祈り、入浴もする。
神の声は、聞こえるか。
こころの耳を、そばてて、沈黙。
神に、命のつながりを、感じるか。
老いて、欠けた所もあれば、幸もある。
希望と、気力だけは、失うな。
肉うどん、最後の汁まで飲み干した。

2021年1月13日水曜日

早速、ホームの園医のお医者さんに、診てもらう。胃カメラの結果は?

オナカか、胃か、調子が出ない。
ホーム園のお医者さん。週2の診察。
近くで、医院を開業している。
お父さん医師からの歴史がある。
ホームの看護師さんに、昨夜、「オナカ、なぜか、苦しか、ばい」と、申告。
すぐ、お医者さんに電話をかける。
「明日の9時、来なさい」と即決。
高原修道士さんの運転で、医院へ。
痛かところは、すぐに癒せば、いい。
安心するじゃ、ないですか。
★ホームで常に診てもらっている。
診察を受ける。血液の採取。
腹部を、エコーで調べる。
いよいよ、胃カメラへ。
60代、70代は、度々実施した。
大腸のポーリも何度か取った。
80代に入ってからは、縁が遠い。
液を口に含み、5分間、アタマを上向き。
ノドの奥が、しびれて来た。
「それでは始めますよ」とお医者さん。
これも、我が身、人生の内か。
★「ツバを呑みこんで」
その時、カメラのゴム管が食道を通過。
胃の中を、カメラが動く。
丹念に、丹念に、胃の内部を探る。
「落ち着け」と自らを諭す。
★終了。ああ、よかった。ホッと一息。
映像を見せながら、「慢性胃炎で、胃が委縮。胃の内部はキレイ。1部に腫れが見られる。詳しくはCT検査で。食事は、普通に食べてよい。食欲が出るよう、漢方薬を処方します」
いつまで命をつなげるか、祈るのみ。


2021年1月12日火曜日

どう、ね。カラダの調子は?ウーン、なぜか、いま、イチ。気力が出ない

いつも通るホームの廊下。
普段は、音もなく、静か。
時折、近くの部屋、数人が集う。
憩いの場。おしゃべりの場。
片隅に、イヌたちの小物。
なんだか、イヌの目も寂しそう。
「まだお前たちは、老犬じゃ、ない」
希望が、あるぞ。可能性が、あるぞ。
ホームに生きる我々は、どうか。
過去の楽しい思い出で、息をつなぐ。
今日の一日に、感謝しよう。
★鼻の下の痛み、歯茎の「ふくらみ」が破れて、口と、両方の鼻穴が、血が出た。今朝は、痛みは取れた。来週、歯のお医者さんへの予約が有るから、それまで辛抱しよう。
★最近は、なんとなく、調子が出ない。胃の周辺が、モヤ、モヤっとし、「ツメル」感じで、痛む。食欲がない。昼間なのに、眠気がくる。ボーッと、している自分に、「ダメや」と、ハッと気を取り直す。
★老いは、心身の不安定な状態から、始まるのか。

2021年1月11日月曜日

平穏に、生きたい。願いは、それ。カラダの一部が痛むと、気力が抜ける


 ★成人の日。老いた善男・善女の集まるホームには、あまり関係が薄いが、それでも若者たちの幸せを願う。2、3日前から、鼻の下あたりを抑えると、痛い。唇をめくると、歯茎がはれあがっている。食事のとき、口の中が痛む。看護師さんに相談する。「栄養士さんに、やわらかい食事を頼んでおきましょう」
★今日の献立。鏡開き。田舎ぜんざい。焼きうどん。楽しみにしていた。
痛みを心配しての、食事。
デカイ餅は、小さく切られている。
アズキも、すくなめ。焼きウドンの代わりに、ソーメン。食べやすい。
★老いの身体に、どこか痛む所が出ると、なにやら気持ちが騒がしくなる。平穏に過ごしたい願いが、ほころびが出て、悩む。人間の弱さだね。色々な不自由に耐えながら、与えられた命を大事に生きるしか、ない。

2021年1月10日日曜日

温泉宿「富士屋」さんから宅急便が届く。宿に通った思い出、懐かし

先日、逝かれた入江さんの思い出。
温泉宿にドライブした写真を載せた。
宿のご主人も一緒に写る。
宿の「おかみさん」から宅急便が届く。
「父の写真を見て驚き、懐かしい」
「おかみさん」の温かい、おこころ。
地元のお菓子が沢山入っていた。
今日は、またご主人を載せて、回想する。長崎から車で1時間。島原半島の温泉場。年に10回ぐらい、保養に行った宿。なごみのやど「富士屋」さん。
★海辺の温泉場だから、サシミだね。
トマの好物は、牛肉の天ぷら。
母親の思い出が、つまっている。
やがて、牛肉の天ぷら、食卓を飾る。
「富士屋」さんで、やる気が、出る。
温泉宿の保養は、楽しみだった。
当時、旅館は、1人旅を好まない。
富士屋さんは、「いいですよ」
快く、受け入れてくれた。
それが、長いご縁となる。
★家族的な宿、富士屋さん。
ホーム訪問の天草の夫妻に勧める。
「帰りは、富士屋さんに泊まりなさい」
「いい、宿だった」と好評。
聞けば、こっちも嬉しくなる。
何十回となく通った温泉宿が懐かしい。
塩湯で、温度は105度。高温。
からだ、温まる。血流も、よし。
疲れた心身、保養の宿だった。
いつも2泊3日の宿だった。
★中、1日は、自由の時間。
軽を運転して、島原城か、雲仙へ。
時には天草の夫妻を訪ねた。
天草灘のフェリーに、軽ごと乗る。
天草の教会も訪ねる。
海沿いの細い道を、ゆっくり運転。
世の中、嬉し、楽し、あるモンだ。
★富士屋の「おかみさん」。宅急便は、ありがとう。コロナで、いまは苦境でしょう。
また、もとの繁盛を、祈ります。
★仲間を連れて、富士屋さんで、楽しい夜会を過ごした思い出もある。皆、本当に喜んだ。もう10年前になるかな。

2021年1月9日土曜日

ホームの初雪。新年会に、誕生会。恒例の獅子舞。長生きは、楽し、嬉し

ホームの初雪。
3センチ程、積もったかな。
寒波の日々に、苦労する。
年寄りは、ね。
骨身に、こたえる。
雪国の人たちは、大変だろう。
ホームの雪は、昼には溶けた。
「ああ、純白の、風景よ」
子どもの頃が、なつかしい。
三十何センチ、積もった思い出。
温暖化の、せいなのか。
★今日の昼食は、新年会。誕生会。
おきまりの「獅子舞」が出て来た。
園長神父さんを、ガブリ。
「オイ、オイ、まて、まて」
アクマも怖い。鬼も怖い。
得体の知れない獅子も怖い。
「わるい事は、しとらんぞ」
音楽に合わせて、獅子は舞う。
「早く、コロナ、収束を」
「誕生会の皆さん、おめでとう」
8人が、1月の生まれでした。
★西山神父さんは、元日生まれ。
一番最初に、お花と灯りと、オミヤゲ。
食卓は、3つに別れた。
牛肉部門。豚肉部門。お魚部門。
トマは、牛肉のすき焼き。
食事が終われば、例の歌ひろう。
鼻にクダを入れた96歳の女性。
声たからかに、「♫男の浪花節」
間を於き、首を曲げ、歌う姿。
「コウサンだよ」
皆さん、いつまでもお達者で。