別れは、つらい。今朝、ミサの初め、教会の鐘が鳴る時間に、入江敏行さんが、ホームの自室で、静かに息を引き取った。95歳。神に召された。
入江さんと、トマの縁は深い。奥さんに逝かれて、ホームに入る気持ちになった。その頃、熊本に住んでいた。教会の神父さんに相談すると、「ホームに小崎登明がいる」と教えてくれた。トマに電話がかかった。「入りたい」「体験入学、してみなさい」。数日、暮らして気に入った。
2015年4月の末、入居した。入江さんは、終戦前後、6年間、聖母の騎士で学んだ過去がある。ホームに入って、元園長の初田神父、川渕神父、ホームに入居の大曾神父、みな知っていた。故郷に帰った気持ちになった。
黒の帽子をいつも愛用。魚釣りで、濱田神父さんとも仲良くなる。奥さんのため、家族のため、祈るのが日課となる。
★温泉ドライブも楽しんだ。運転は、右の高原修道士。左の端は、宿の主人。焼酎をたしなみ、声がデカイ人だった。
ホームでの入浴は、トマは、入江さんと一緒。入江さんが、トマの背中を洗ってくれた。90歳で入居。背中洗いは、3年つづいた。トマは、弟の感じ。その気持ちがあったろう。
★今年の元日。入江さんは、車椅子で、教会の最前列で、ミサで祈った。山内園長神父さんからご聖体を受ける。
★いま、ホームでの「お通夜」が終わったところです。皆さんが集まり、園長神父さんの司式で、入江さんを偲んだ。ご遺族は、関東地方にお住まいで、コロナのため、参列できなかった。お棺の中で、眠っておられた。横に、奥さんの写真が、添えられていた。天国で、奥さんと出会っているでしょう。
★2日前、トマは、看護師さん付き添いで、見舞った。目をあけて、トマを見た。手を差し出す。しっかりと握手。何も語らず。手の温もりが伝わった。
★入江さんとの別れは、悲しい。彼の思い出は、ホームに生きる限り、消える事はない。「ホームに、小崎登明が居るから、行きなさい」。勧めた神父さんに会いたいと思う。入江さんの事を伝えたいと思う。
入江様のご健康を祈っておりました。
返信削除今、日記を読み悲しみの中におります。
トマさん、皆様のお心お察し致します。
トマさんは日記に度々黒のベレー帽の入江さんをご紹介されて親しみを感じておりました。
奥様と再会されていらっしゃいますね。
お祈り致します。
入江さん、ジンクーエン
入江さん、ご立派ですね。見事ですね。
返信削除心が瀧に打たれ、ゴウゴウと洗われる
思いです。
ご自身で縁を繋ぎ、結び、活かし、
ゆだねて、朝、教内の鐘が鳴る時刻に
神から選ばれて帰られた。心も体も
丸ごと使って使い切って往らした
のがわかります。
トマさんとの入浴は、おっしゃるとおり
兄弟のやさしさに満ちていました。
胸いっぱいの温かい感動を持って、
トマさんの日記で知る様子を
画像として想像しておりました。
葬儀には、関東のご親族がお越しに
なれなかったのですね。この感染症の
もたらすものを改めて知らされます。
それでも入江さんは、ホームと教会の
家族に送られていることを歓びながら、
迷いなく帰天されたでしょう。
入江さん、お疲れ様でした。
お取り次ぎください。
入江さんを思いながら聖母の騎士の
ルルドで祈る日を思って、今は
東京湾の上に広がる空ヘ入江さーん、
入江さーんと呼びかけながら祈ります。
大きな鯛を釣り、いつもトマさんの背中を洗ってくれた入江さん!ありがとうございました、
返信削除悲しいです。お祈りいたします。
大きな鯛を釣り、いつもトマさんの背中を洗ってくれた入江さん!ありがとうございました、
返信削除悲しいです。お祈りいたします。