2021年1月6日水曜日

入江さんの葬儀・告別式。ホームの皆さんで祈る。豪快さ、優しさ、信仰

ヨハネ入江敏行さんの葬儀・告別式が行なわれた。ホームの皆さんで祈る。
トマのポケットに「お別れのことば」を用意。しかし発言はしなかった。
★入江さん、急に、旅立たれて、本当に、寂しいです。コロナの関係で、ご家族や、愛する孫さん達に見送られることなく、切なる思いでしょう。かわりに、ひと言、申し添えます。
★戦争が終わった前後の6年間、聖母に騎士の神学生として過ごされました。その頃から、私は知っています。初田神父さん、川渕神父さん、大曾神父さんは、入江さんと共に学んだ仲間です。
★熊本で、愛する奥さんを亡くした後、ホーム入りを決めました。教会の神父さんに相談すると、「聖フランシスコ園へ行きなさい」。聖フランシスコ園が、どういう所か知らないまま、入所してみると、元・園長は、初田神父さん、川渕神父さん、大曾神父さんは入居しておられた。入江さん、あなたは言いましたね。「ふるさとへ帰ったようだ」
★90歳で入所。6年間の生活でした。ホームの男性職員の休日に、入江さんは先頭に立って、漁船を借り切り、天草灘で、大きなタイを釣って喜ぶ、その豪快さ。
★最初の3年間は、トマは一緒に入浴しました。毎回、背中を洗ってくれた、その優しさ。いつもロザリオを手にして、奥さんのため、家族のため、ホームの職員のため、特に、生まれ育った五島の信徒のため祈っていた、根っからの信仰心。忘れることは出来ません。
★ご家族では、娘さんは音大のピアノ科卒で、ご主人は、芸大、大学院卒で、自衛隊・音楽隊の隊長を勤めていました。その息子さん、つまり入江さんの孫さんは、芸大と、大学院を首席で卒業し、モスクワの著名な音楽院に留学し、全日本ピアノ・コンクールで第一位を受けた、自慢のお孫さんでした。
★本来ならば、そのご家族の皆さんが、この場に居られて、入江さんを見送ったでしょう。コロナ感染拡大のため、ホームに来るのは、不可能です。本当に残念です。
★しかし昨日のお通夜のお棺の中で、愛する奥さんの写真が寄り添っておられました。いま、天国で、ご一緒ですよね。どうぞ天国から、ホームの私たちを見守ってください。ヨハネ入江敏行さんのご冥福をお祈りします。

1 件のコメント:

  1. マリア・フランチェスカ2021年1月6日 21:12

    ヨハネ入江敏行様は天国で奥様と共にトマさんのお言葉にお喜びでしょう。
    参列が叶わなかったご遺族の方々も
    聖フランシスコ園で神学校の同窓生にも囲まれ安心してお過ごしになる日々でしたでしょう。
    聖コルベ神父様のお取り次ぎを感じます。
    今日もヨハネ入江敏行様の為にお祈りしております。

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