2021年1月15日金曜日

「長崎のコルベ神父」。英訳と校正、完了。園医の診察。ハラはハラハラ

自著「長崎のコルベ神父」(1983年出版)を、荒木慎一郎先生(長崎・純心大学教授)が、英語訳に取り組んで下さって、2年が過ぎた。ご多忙のなか、英語訳は大変だったでしょう。熱意と努力が伝わってきます。
昨日、荒木先生から報告があった。「最後の章の校正が、ケビン・ドーク先生(ワシントンのジョージタウン大学の日本学教授)から送られてきました。これで、すべての校正を終わります」。前半が完了した。いよいよ後半に入る。期待は、高鳴る。先生たちのご苦労に、感謝。

★左の写真は、コルベ神父が長崎へ上陸して、大浦天主堂のすぐ近くに、1年間、宣教した仮の修道院です。7人のサムライ(騎士)達が生活した。左上に、天主堂、司教館が見える。
この1章「清貧の出会い」が、日本名随筆・全100巻のうち「貧」(85巻)に収録された。
★昨年は、聖コルベ東洋宣教90周年。今年は聖コルベ殉教80周年。この年に英語訳の出版。大きな喜びです。
★聖人といえども、コルベ神父にも人間的な弱さがあったはずだ。聖コルベと長崎で生活を共にした十数人のポーランド人修道士に、ジカに話を聞いたが、コルベ神父は長崎で沢山、泣き、苦しんでいる。聖人でさえ、悩み、苦しみ、怒り、笑い、そして失敗もした生身の人間であった。だから、こそ、そこに魅せられるのである。コルベ神父にとって、長崎の六年間は、自分にとって厳しい試練の時だったといえる。
★ホーム園医のお医者さんは、週2回、月と金に診療に来られる。今日、診察を受けた。血液検査の結果を聞いた。数値が、若干、上がっている。自分でも、どうも腹部の調子が、よくない。お医者さん「病院で、詳しく、調べますか」「はい」「どこが、いいですか」「総合病院が、いいです」「では、予約を取ります」。トマの表情は、不安だった。

4 件のコメント:

  1. マリア・フランチェスカ2021年1月15日 16:21

    「長崎のコルベ神父」の英訳前半完成おめでとうございます。
    「日本名随筆」は大分前ですが近くの図書館で借り夢中で読んでいた時期があり驚きました。
    85巻は読んでいませんので久し振りに図書館に行き借りてまいります。
    名随筆に選ばれるとは本当に素晴らしいです。

    トマさんの心配をお察し致します。
    総合病院の検査がトマさんにとって良い事になりますようお祈りしております。
    祈りのうちに

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  2. 腹部のご心配が杞憂でありますように。

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  3. がぶらってぃ2021年1月16日 1:54

    「長崎のコルベ神父」英訳本の仕上がりを
    心待ちにしております。まずは、校正完了
    おめでとうございます。

    「日本名随筆-貧」について知らず、今更ながら
    自分の乏しさを恥じます。目次を確認しますと、
    目にしたことのある作品もありました。

    目次の並びでトマさんの「清貧との出会い」に
    触れれば、きっと新たな出会いとなり、
    温かな貧しさを感じられると思います。
    出会いに出掛けます。
    がぶらってぃにとっては、「貧」を辿る
    旅となるでしょう。

    腹部のつまり感、胸腔苦満な感じはご心配が
    余計につまる感じがあるでしょうね。
    お察しします。それでも日頃から心身を
    大事に大事に扱われているトマさんですから、
    照らされた道が見えると信じます。

    がぶらってぃは、明日朝より一段力を込めたい
    と思い、食事の固形物を捧げて祈ります。
    食事の時間、トマさんがホームの食堂で
    軟らかいものを召しあがっているなぁ~と
    思いながら一緒に食す気持ちで進みます。

    ご体調の心配もある中、今日も深い共有を
    ジンクーエン。

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  4. トマさんの体調が良くなりますように、お祈りしております。

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