ホームの玄関に作られた「馬小屋」。
なんか、今年は、ちょっと、寂しい感じ。入居者も、年々、歳を重ねて、身動きが大変になって来ています。
このホームの経営母体は、トマたちの修道会です。正式には「コンベンツアル聖フランシスコ修道会」といいます。歴代の園長も、現・園長も、修道会の司祭(神父)が勤めており、事務長などは修道士が勤務した時もあった。修道会の修道者たちも、何人も入居して、介護のお世話になり、見送った。
お名前は、ルカ・谷崎新一郎神父さん(49歳)です。
湯江修道院に司祭2人・修道士2人が居り、ホームに司祭3人、トマ修道士がいる。1人づつ、1対1で、ゆっくりと話しました。管区長神父さんは、聞くだけです。
トマも話しました。まる6年が過ぎて、7年目を迎える。入居当時は、修道会から切り離された気持ちで、寂しかった。落ち込んだ。
★だが、いま、振り返ってみると、毎日、「登明日記」を書いているお陰で、毎年、出会いや、交流や、語り部のチャンス、新聞に出たり、テレビに「91歳、日記を書いて10年」が出たり、今年は、NHKのテレビ・全国放送の「こころの時代」に出演するなど、年ごとにお恵みがあって、気持ち的にも落ち着いて暮らしています、と報告をしました。
★ごらんの通り、谷崎新一郎管区長さんは、若さ溢れる明るいお顔で、聞いてくれた。管区長さんの語り口は、ゆっくり、優しく、微笑みが、こちらへ伝わる。その雰囲気から、修道会につながれている安心感と、兄弟性を感じました。任期は、4年間です。来年の1月に、管区会議が行なわれて、任地や、任務が、決まるでしょう。ホームに居る私たちは、変わらないでしょう。自分に課せられた課題は、「どのように枯れて行くのか」「神に近づいて行くのか」。人生、最後の時間となる。
★日本管区の修道院は、東京に4か所。愛知に2か所。兵庫に1か所。長崎に4か所。奄美大島に1か所。沖縄に3か所あります。それぞれの場所で、60人の修道者が、教会、幼稚園、小・中・高校、養護施設、養老施設などで宣教活動を行なっています。
★修道会の本部は、ローマですが、有名な修道院に、アシジの聖フランシスコ修道院がある。ここには聖フランシスコの遺体を守っている。ポーランドの二エポカラヌフ修道院も有名でしょう。長崎の聖母の騎士修道院も親しみがある。
★新・管区長さんに出会って、ゲンキがでました。引退したが、小さく呼吸しているボクが居る。かすむ目で、世をみつめ、遠くなった耳で、天の声を聞こうとしているボクが居る。生かされているのが、喜びです。
ホームの馬小屋には、雪がのっているのですね。
返信削除伝統的な馬小屋の作りを感じ取り、素朴な場に
あった聖家族に思いをいたすことができます。
トマさんは引退されたとおっしゃいますが、
修道士としての引退はありえません。
確かに業務的なあれこれでは手を離されたことも
あるでしょう。しかし実際には、日々の行いや
こうした日記を通して、広くカトリックを伝え、
言葉を受けた者を照らし、
導いてくださっています。
これまでの積み重ねの上に、トマさんは、
【生涯現役】です。
少なくともがぶらってぃは、トマさんが
生涯現役の修道士であり続けられると
信じています。
秋の就任ということで遅ればせながら、
新しい管区長ルカ・谷崎神父さんのご着任を
お慶び申しあげます。加えて、
コンベンツアル聖フランシスコ修道院と
所属の神父さん、修道士さん達のご健康と
神の道をざくざくと進まれる強い安定を
お祈りいたします。
多くを知らせてくださり、ジンクーエン。
実際に目がかすむよりも、心の目、霊的な目が
かすんでいることの方が問題です。今日も
がぶらってぃの目を開かせてくださり、
ありがとうございます。
かぶらってぃ様のコメントの通りです。
返信削除神様の為にトマさんは生涯現役で働いて下さっています。
新管区長様には札幌での黙想会、選挙で大変お世話になりました。
コンベンツアル聖フランシスコ修道会の皆様のご健康をお祈り致します。
トマさんが面談で「ゲンキが出ました」とのコメントに私も嬉しくなりました。
ジンクーエン!