ホームの湯江教会の祭壇に飾られた生け花です。降誕祭も過ぎて、今日は「聖家族」を祝いました。イエス、マリア、ヨゼフの聖なる家族です。
今日は、1枚の写真を見つけました。その思い出を語りましょう。聖コルベ館に勤めていた時、ちょうど10年前の秋でした。北海道から、1人旅の女性が、聖母の騎士へ巡礼に来た。ルルドへ登ると、どこからともなくネコちゃんが、先導して案内した。ネコちゃんの名前は「ライモンド」だね。
ルルドで祈ると、ライモンド君は女性のヒザの上に座って、ジーッとしていた。
聖コルベ館に戻って来た女性。ちょうど天気は良し、夕方でもある。長崎の海に落ちる夕陽が美しいはず。「神の島へ行きなさい」。ガイドに、自著の「長崎オラショの旅、買いなさい」と勧めた。
北海道の都市の名前は聞いたが、女性の名前は聞かなかった。送り出した後、風景はどう
だったのか、少々気になった。
★数日後の日曜日。聞いた都市の教会へ電話した。「誰か、ミサ後に、長崎へ行ったという女性は、居りませんか?」「ええ、居りましたよ」「夕陽は、どうだったか、知りたいのです。良かったら女性に連絡を」と頼んだ。電話が、かかる。「今、ロザリオの最中です。後で、ね」
★その日の、夕食の後、女性から電話が、かかる。「それは、それはのカンゲキでした。ドンク岩のマリア像(4m)の足元に、30分は居りました。向こうの島に夕陽が沈んで、太陽の光が、海にキラキラ手前に伸びて、ちょうどマリアさまの所に達するのです。その感動、ああ、長崎まで来て良かった。小崎さんのサインも頂いた。『試練は喜びに変わる』希望を持って、歩んで行きます。ありがとう、と感謝の言葉を受け取った。
★それから2年後の12月、2度目に聖コルベ館へ来た。再会の喜びを果たした。「ランモンドに会った?」と聞くと、「残念、会わなかった。これ、おみやげ」と、ネコ用のスナック菓子を残して別れた。「登明日記」に、時折、コメントを寄せている「マリア・フランチェスカさん」が、その人です。
トマには、家族は居ない。修道者の仲間が、家族であり、出会って、ご縁がつながる人が、家族です。
★聖コルベ館から、10年のご縁。長いですよね。ホームに入っても支えてくださる。見守ってくださる。北海道から長崎まで、遠いですよね。だが、心の「つながり」には、距離はない。人は、出会って、痕跡を残して、ふくらんで、生きるチカラが湧き出てくる。残念ながら、ライモンド君の行方は不明のままです。
聖家族の祝日おめでとうございます。
返信削除両親の葬儀カードのご絵が聖家族でした。
カードを家庭祭壇にも飾っており今日は両親を思い出しておりました。
トマさんとの出会いは私の信仰の指針となっております。
不思議な出会いもありました。
神様の業は本当に不思議です。
トマさんとの出会い、神の島のマリア様との事力不足の私ですが何時か句に詠めたらと思いました。
ライモンド君は子猫なのにルルドの往復の道案内をしてくれました。
さすが聖コルベ神父様の名の猫ちゃんです。
今日はお陰様で元気が出ました。
トマさん、ジンクーエン
そしてお健やかなご降誕節でありますように!
ライモンドの御名が登場するたびに閲覧者が増すということでしたので、福田も一票賛同します。
返信削除湯江教会の装花はいつも整然としていますね。
返信削除この度はまた降誕祭を迎えた喜びと新しい年への
希望が感じられる花材選択とお支度と思います。
全てがあるべき時のために整えられています。
準備万端な感じです。係の方、湯江教会の
信徒さん方の熱意が伝わります。
ジンクーエン。です。
トマさんと北海道のマリア・フランチェスカさん
そしてライモンドの絆は、聖フランシスコの光に
しっかり繋がっているのですね。
分かち合え、感じ取れたことで、何やら
明るい心もちになります。
ジンクーエン。です。
勝手ながら今日も照らされて、試みに引かれぬ
強さを確かめることができました。
今日は、がぶらってぃの進む道に要らぬ壁を
建てようとする試みに、進路を阻まれそうに
なりました。お陰様で動じず、壁が軽い
ぺらっぺらの屏風であるこを見抜きました。
ライモンドの写真からは、信頼を感じ取りました。
ライモンドは、セルギウス修道士さんの心と
共にルルドにいたのかもしれませんね。
早く聖母の騎士のルルドに上がりたい思いに
なりますが、ここは落ち着いて感染症の
収束を願います。
トマさん、毎日書いてくださる記録は、
がぶらってぃが困難にあって強さを保てる
支えです。がぶらってぃの暮らしに、柱を
建ててくださってありがとうございます。