早々と、クリスマス・ケーキを、シスターさんが持って来られた。
筒状の立派な箱の裏に、イタリア語の説明文と、小さくイタリアの国旗。イタリア産のケーキらしい。妙なケーキの形。なんと言ったら、いいのだろう。一瞬、スペインの未完成の、塔が高い教会を連想した。ふわ、ふわで、かみしめるごとに、幸せを感じる。クリスマスって、世界中、喜びなんだね。戦争は止めようよ。肌色が違っても仲良くしようよ。降誕祭は平和の日です。
★ケーキを持って来られたのは、このシスター。もう昔の話。昭和30年代かな。トマは、結核で、養護施設がある山の修道院で、療養していた。施設には、私立の小・中学校があって、大学を出たばかっりの女性が、1年か、2年か、小学生の授業を担当していた。その女性が、このシスターです。
今年の10月に、60年ぶりに訪ねて来た。お互いの顔を見て、「年月には、逆らえんね。歳をとったよ」。でも再会は嬉しかった。この度はケーキまで頂いて、喜びは倍加した。こつ、こつ、歩みつづける人生って、いいね。むかしのご縁が、今につながる。「感染症の終息を願いつつ、主の豊かな祝福を祈ります」と、サイン。シスターは来たが、トマは長崎へ診察へ出かけたので会えなかった。
★あと1週間で、降誕祭を迎える。ある人が言った。「人間には、誰しも、弱さがある。それを認めて、ひざまずく。そこに、神は、居られる。清くなりたい、強くなりたい、あこがれる。それが、なかなか出来ない。弱さを語ると、人と、人との間が、ちぢまる」
このケーキは毎年教会で買っています。
返信削除赤い箱を見ると、クリスマスが来るんだなあと、あたたかい気持ちになります。
イタリアのパンドーロに、サグラダ・ファミリアの
返信削除塔を想われるインターナショナルなトマさんの
感性に、晴れやかな気持ちを覚えます。
世界中が降誕祭を祝うために、心を合わせている
時ですね。
昨日トマさんは長崎へお出かけでしたが、
お留守のホームにも恵みはもたらされ、
神の存在をまたまた知らされる縁がありました。
目に見えている場でも、見えていない場でも、
繋がりはあります。
人には言えない弱さや苦悩は、全て神が知っていて
くださるとわかっています。加えて、
目に見えている存在である人のうちに、
弱さや苦悩を知ってもらうことで、何かを降ろして
進める勇気が得られることをがぶらってぃは
学んでおります。1つの赦しの形でしょうか。
今日も、ナターレを迎える準備に相応しい記事を
ありがとうございます。がぶらってぃの場から
見える長崎の方向・西の空は、熱い煉瓦色に
長く長く温められています。
写真が掲載できないのが残念なくらいですが、
トマさんと皆さんの祈りの力を感じ取ります。
ジンクーエン・ジンクーエン・ジンクーエン。
武石シスター、お元気そうですね!
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