早朝、ホームで、長い人生を終えた。
75歳で、入居して、22年間、ホームで生活した。テレジアさん、97歳。
午後2時30分から、ホームの信徒たちによって、ロザリオが唱えられ、つづいてお通夜の祈りが捧げられた。
逝かれたテレジアさんには、トマ修道士も思い出がある。トマが入居して6年だから、テレジアさんは91歳の頃だろう。聖書に熱心で、ある会に入り、毎日、読む場所が指定され、それに真剣に取り組んだ。
トマの部屋に来て、聖書を読む喜びを伝えていた。1年で、聖書を読む場所を完了し、それを3年もつづけていた。
テレジアさんの希望で、ホームの墓地に埋葬されるのを選んだ、と聞いた。
22年のホームの生活。テレジアさんを知らない職員も、入居者も、居ない。全員が知っている。ホームのお通夜で、皆さんは熱心な祈りと、別れを告げた。
明日は、午後からお葬式がある。
トマにとっても、別れは、身内のように辛く思えた。
★つい最近まで、職員さんから車椅子を押されて、食事に行くのを見ていた。「元気だな」と思っていた。急に、訃報を聞いて、悲しみに胸がしめつけられる。97歳。安らかな、神への旅立ちだった。あこがれるような最後だった。
テレジア様の為にお祈り捧げております。
返信削除テレジアさんのお見事な帰天を思い、
返信削除75歳から22年のホームでの暮らしを思い、
この間の霊的成長と発展に、感服いたします。
さまざまな関わりのあったホームの皆さん、
教会の方々にも、テレジアさんは多くを
残されたことでしょう。
ホームの墓地に入られることを決めておられた
テレジアさんをうらやましくも思います。
死は敗北ではないことがよくわかります。
テレジアさんと、テレジアさんをケアされ、
帰天の時もご一緒だった介護職・医療職の皆さんの
ために祈ります。
テレジアさん、ジンクーエン。
トマさん、今日もジンクーエン。