2020年12月14日月曜日

ホームで暮らして、22年。安らかに旅立った。97歳。あこがれる最後

早朝、ホームで、長い人生を終えた。
75歳で、入居して、22年間、ホームで生活した。テレジアさん、97歳。
午後2時30分から、ホームの信徒たちによって、ロザリオが唱えられ、つづいてお通夜の祈りが捧げられた。
逝かれたテレジアさんには、トマ修道士も思い出がある。トマが入居して6年だから、テレジアさんは91歳の頃だろう。聖書に熱心で、ある会に入り、毎日、読む場所が指定され、それに真剣に取り組んだ。
トマの部屋に来て、聖書を読む喜びを伝えていた。1年で、聖書を読む場所を完了し、それを3年もつづけていた。
テレジアさんの希望で、ホームの墓地に埋葬されるのを選んだ、と聞いた。
22年のホームの生活。テレジアさんを知らない職員も、入居者も、居ない。全員が知っている。ホームのお通夜で、皆さんは熱心な祈りと、別れを告げた。
明日は、午後からお葬式がある。
トマにとっても、別れは、身内のように辛く思えた。
★つい最近まで、職員さんから車椅子を押されて、食事に行くのを見ていた。「元気だな」と思っていた。急に、訃報を聞いて、悲しみに胸がしめつけられる。97歳。安らかな、神への旅立ちだった。あこがれるような最後だった。

2 件のコメント:

  1. マリア・フランチェスカ2020年12月15日 13:45

    テレジア様の為にお祈り捧げております。

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  2. がぶらってぃ2020年12月18日 22:05

    テレジアさんのお見事な帰天を思い、
    75歳から22年のホームでの暮らしを思い、
    この間の霊的成長と発展に、感服いたします。
    さまざまな関わりのあったホームの皆さん、
    教会の方々にも、テレジアさんは多くを
    残されたことでしょう。

    ホームの墓地に入られることを決めておられた
    テレジアさんをうらやましくも思います。
    死は敗北ではないことがよくわかります。

    テレジアさんと、テレジアさんをケアされ、
    帰天の時もご一緒だった介護職・医療職の皆さんの
    ために祈ります。

    テレジアさん、ジンクーエン。

    トマさん、今日もジンクーエン。

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