2020年2月22日土曜日

訪日ポーランド上院議員さん達の歓迎昼食会によばれる。有り難い

昨日は、ヨゼフ・クリニックの診察が終わって、聖母の騎士へ向かった。山口院長神父さんが待っておられた。
★「昼食は、ポーランドから上院議長一行が来られて、市の歓迎昼食会で行ないます」。山口院長さんと、トマは、修道服に着がえて、JR長崎駅の隣のホテルへ、院長さん運転の車で走った。
★トマが座らせた席は、長崎市長さんの隣です。その向こうが市議会長さんでした。緊張しました。一行が着く前に、時間があり、トマは市長さんに「長崎の外国人は、シーボルト医師や、グラバーさんがよく知られているが、コルベ神父のことも忘れないでください」と願った。一行が着席すると、緊張が走る。先ず市長さんが、上手な挨拶をした。次いでポーランド議長さんが「飛行機の窓から、長崎の町や海を見て素晴らしい風景でした」と雰囲気を和やかにした。
★訪日ポーランドの一行は、団長の上院議長さんが主で、トマの席の真ん前だった。その隣が、ポーランド駐日大使、両脇に、議員さん3人がいた。会話をしたのは、上院議長さんと、駐日大使さんだけでした。こちら側は、市長さんと、トマ、山口院長神父さんが応じた。
★会話の通訳は、訪日側は男性、長崎側は女性が行なった。興味は、コルベ神父、ゼノ修道士、ヨハネ・パウロニ世教皇などで、特に教皇さまは政治的にもポーランドを守った人と高く評価していた。ゼノさんについては「蟻の町」の話が出て、山口院長さんが応えた。
★トマは、17歳で被爆して、ポーランド修道者の中に入った。最初に抱きしめたのが、ゼノ修道士ですと語った。議長さんは、東京で色々な体験をしたが、どうしても長崎へ憧れて来た。見学場所は「原爆資料館」「原爆中心地」「聖コルベ記念館」、この3か所になっている。コルベ神父への熱意を感じた。
★長崎市長さんから贈り物の贈呈があった。トマは、上院議長さんに、ポーランド語版の「焼けたロザリオ」を2冊贈呈した。マンガの本だが、原爆と、コルベ神父の身代わりの愛が盛り込んである。お返しとして、「ショパンの最も美しい曲集・2CD」をいただいた。「ジンクーエン・バルゾ」
★食事は、食べやすい献立だった。案内が立ててあり、「海の幸の菜園家風・長崎伝統柑橘類ゆうこう風味ソース、琴海産木の子のクリームスープと長崎枇杷たまごのポーチドエッグ、長崎県産牛肉のローストばってん鶏の煮込み旬野菜逢え、長崎産苺のガトーバニラアイスクリームと共に、コーヒー、パンとバター」と、総料理長のサインも記してあった。長崎の食材にこだわっていた。和気あいあいの内に、訪日歓迎の昼食歓迎会は、アッと言う間に終わりました。食卓には、大きく名前が立ててあった。光栄の至りです。修道服のおかげです。

2 件のコメント:

  1. 日記愛読者のひとりです。
    今、日野原重明(1911年山口市生まれ。聖路加国際病院理事長など歴任。)さんの『愛とゆるし』(2010年、99歳のときの出版)を読んでいます。

    その中に、

    「十年一昔といいますが、私の今日までの九十九年間の人生において、九十歳を越してからの年月がもっとも変化に富み、充実した日々を過ごしてきたように思われます。」

    という一文があります。

    まさに、トマさんにとってもポーランド上院議員さん達の「歓迎昼食会」はその一日のひとつだったでしょう。

     日本全国、新型コロナウィルスの広がりが心配なのに、キリストの「平静の心」で議員さんたちも長崎訪問されたのは素晴らしいですね。

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  2. 日野原先生は、偉大な人です。「愛とゆるし」。トマがいま、考えているテーマです。「助けなかった」「助けていたが、困難が来たら、逃げた」「赦さなかった」3つの原爆体験。助ける人、逃げない人、赦す人、それがコルベ神父。しかし本当にナチを赦したのか。赦した、その裏付けが「愛」。身代わりの、お礼を求めない愛。本当の赦しは、愛による。トマも、その本を読みます。

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