2020年2月18日火曜日

藤下先生が自室に来る。自身の病気と、ウナギの話で、喜々

私立・椿原小・中学校の教頭、藤下先生が、自室に訪問に来た。終戦の年に生まれた。75歳になる。
★藤下先生の、最近の病気の話を聞いた。去年の夏、朝、洗顔するとき、右のアゴ・首の辺りに、ふくらみを感じた。「ヘンや、な」と思って、行き付けの歯医者さんに診てもらっても、分からない。大学病院口腔外科を紹介された。分からない。耳鼻科へ回される。次いで血液内科へ回されて、やっと病気が判明した。「血液のがん」だった。
★「ほって、おいたら、どうなるのですか?」「余命、1年です」。大学病院から諫早総合病院へ紹介されて、今年になって、1か月、入院して、がんの治療を開始した。今も通院して、治療に専念している、という。「それで、いっぺんに、ふけた、んだ」。藤下先生とは久しぶりに会ったが、会って先ず感じたのが、「歳、食った、な」だった。藤下先生は、もう少し落ち着いたら、「うなぎ」食べに行きましょう、とほほ笑む。
★「うなぎ」といえば、つづきがある。藤下先生は毎年、秋に、京都のある大学の学部専攻の同窓会に出席を楽しみにしている。30数人が集まるそうだ。同窓会を世話する幹事の女性と会話するようになり、「うちの学校には、小崎登明という校長がいて、一緒に仕事をした先生がいた」と、小崎の本や、「焼けたロザリオ」のマンガ本など勧めたそうだ。女性からは、入院中に、お見舞いや、慰めのメールをいただいた。その中で、「福田屋のうなぎ」を食べに行きましたね、と言われて、びっくりした。「え?どうして、うなぎ、食べたの知ってるの?」
★その幹事の女性さんは、小崎登明から「日記」を見つけて、そこから「うなぎ」の話を知ったらしい。
★早速、日記を探すと、2017年3月でした。左の記事です。2018年3月も、藤下先生と、うなぎを食べに行っている。そういう次第で、今度は小崎がびっくりしました。
★登明日記は、どこで、誰が、読まれているか、全く知りません。その不思議な展開に、今日の藤下先生の訪問は嬉しい限りでした。

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