2020年2月2日日曜日

2020.2.2.暖冬のホーム。庭の風にあたる。耐える心

久しぶりに、庭へ出てみたい、気持ちになった。押し車に頼って、長い廊下を歩く。扉を開けている部屋。冬の日差しが部屋一杯に入っている。女性職員にすれ違った。「あら、どこへ行くの?」「ウン」。狭い裏玄関から、屋外に出る。
★まず感じるのは、自分の体力の低下だ。コト、コトと車が頼り。「これほどまでに、なったのか」。悲惨な思い。桜のツボミは、まだ小さく堅い。
★「ああ、ツバキだ。咲いているぞ」。車にも、チカラが入る。暖冬の気候は有り難い。幸い、風邪も引かない。安らかな気持ちで暮らしている。心配事は、もう無い。
★過去の事は、考えない。2月を、どのように過ごすか、それだけだ。終息に向かう過程は分からない。今日を生かして、ありがとう。日々、変わらぬのが、一番の幸せと思う。ツバキは、よく絵に描いた。好きな花だ。
★帰りに、今度は、日当たりの良い部屋のテラスから、町の風景を見た。近い場所にあるのに、なぜか、別の思いの交差を感じる。世の喧騒は、ホームには届かない。自分の心にも届かない。
★ホームでは「野外活動」といって午後からのドライブがあるが、最近は同行していない。落ち着いて、感謝して、祈って、食べさせてもらって、息をつないでいる。

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