夕方、自室の拡声器から「神戸から、お客さんです。どうしますか?」「何人ですか?」「お二人です」「自室にお願いします」(誰だろう?と、心のなか)
★自室で出会って、びっくり。長年、親交のある「尼さん」だった。いつも「尼さん」と呼び掛け、親しんでいる。「よく、まあ、いらっしゃいました」と喜んで迎えた。「長崎に?」「真っ先に、ここへ来たのよ」「え、え、ありがたい」。お互い喜びで、ニコニコ顔。お連れの女性は、尼さんと「八十八か所巡礼」をして知り合いになったという。明るい女性だった。運転をして、尼さんを諫早駅からお連れした。
★長年、尼さんとは、親しい間柄です。尼さんには、人を癒すチカラがある。自分自身が、病と闘い克服した。病む人や、弱い人を包み込む優しさがある。人は、親身になって寄り添う人が居れば、救われる。特に尼さんについて、トマが記憶しているのが、久松修道士の終末・病気のとき、尼さんは本当に親身になって看護してくださった。その他、セルギウス修道士や、ローマン修道士、ポーランド人の修道士たちも、よく知っている。聖母の騎士に理解を示し、集会や祝賀会のある時は、数人で姿を見せる。濱田神父さんが団長の「海外の巡礼」にも参加した。
★長崎へ用事で来られたのか。真っ先にトマの所に来てもらって嬉しかった。尼さんには優しい手の温もりがあり、眼差しがある。「オーラ」を感じる。ホトケさまも、マリアさまも、尼さんも、修道士も、歩く足音は、皆、いっしょ。ふしぎと「尼さん」には、こころ通じる気持ちがある。「助け合いましょう」「奉仕させてください」。暗黙のうちに、心は通じる。人間、誰しも『業(ごう)』を背負って生きているが、負けないタメのチカラも要る。
★自室で、尼さんに、近況を知らせるため、「91歳、日記を、10年」のテレビの録画を見てもらった。尼さんの温かさに癒された。思いがけないお客さんの出現に、喜びと励ましを感じた。夕方5時、夕食が近づいたので、お別れした。親愛なる尼さん、お元気で、訪問してくれて、ありがとう。
この御方のことを知ったのは何十年も前のことです。
返信削除何度も騎士誌の載るたびに
この御方は宗教の枠やくくりなどひょいと飛び越えるような
底知れぬ大きさがあるのだと理解しました。
そして私にはこのような鷹揚さのカケラでもあるだろうかと反省しました。
凄い方・・・このようにしか表現できません。
トマさん、素敵な文章にしてくださりありがとうございます。
返信削除「助け合いましょう」「奉仕させて下さい」。
助け合える喜び、奉仕させて頂ける有り難さ。
愛を胸に神様のみもとに帰るその日まで、苦しみから神様の声を聞き、励まし合いながら生かされていきましょうね。
聖母のうちに…。