2019年10月24日木曜日

今日が、ホーム人生学校、入居の日。5年生卒業。6年生になる

きのう、午後から女性の報道記者さんが話を聞きに来た。2時間半、語り尽くす。「写真を撮らせて下さい」「そうね、修道服を着た方が、いいね。場所は、どこが、いい?」「教会で、撮れますか?」「いいよ、では行こう」。記者さん、カシャ、カシャと、何枚も撮った。
★修道服で撮った写真は最近、無いので、ついでにデジカメで数枚、撮ってもらった。それが、これです。
★ある考えが、私には、あった。実は、きょう、10月24日は、私がホームに入居した日なんです。ホーム人生学校に入居の日。きょう、5年生卒業です。6年生になります。何年生まで生かされるか、イノチは神さまのことです。ホームの老人学校で、沢山の事を学び、沢山の恵みを受け、心に残る出会いもあった。この湯江教会は、神さまとの出会いの道場です。毎朝、祈り、ミサで聖体を拝領し、生きるチカラを頂きました。お世話になった。そのアタマがあるから、この写真を撮った、意味もありました。
★入居した日のノートを開いてみた。次の文が書かれている。
★いよいよホームに入ります。皆んなと一緒の夕食に間に合った。これから「自分の生活」が始まる。86歳と言っても「何、言っているの」で、おしまい。90代から100歳まで、多くの人が居られるから。先ず「あいさつから、始めよう」
★夕食が終わるのは、5時半ごろになった。各々、自由に、自室へ戻っていく。その間を縫うように、若い女性職員さんが声かけた。「おやすみーなさァい」「早(はや)、参った、な」
★入居したからには、ここは誰のタメでもない。自分のため、自分1人のために生きていく。とは言え、ホームとは、のんびり暮らす場所ではない。車椅子や、押し車、杖をついて、みな、精いっぱい生きているサマを見た。それは、これからの自分の生き方でもある。「おやすみーなさァい」
★長ーい時間を、どうするのだ。皆、あなたのもの。何を成すか、何を見つけるか、これからの課題となる。
★いま、5年を振り返って、ホームに居ても、さまざまな事があったよ。ホームは老いの人生学校だ。6年生になる。あしたは、また、男性の報道の記者さんが午後から来るという。出番は、まだ、まだ、ありますな。

2 件のコメント:

  1. やはり、小崎さんは修道服が良くお似合いです。なんか、力をいただきました。私も頑張ろう。

    この前の干し柿のお話ですが、姉の家では、軒下の干し柿が食べ頃になった途端、野生の猿たちに取られてしまいました。そちらでは無事に人の口に入って良かったです。

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  2. 応援してくれて、ありがとう。こころの励みになります。どんな暮らしをしているのか、人、それぞれですね。

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