長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年5月29日木曜日
いま長崎はアジサイ花盛り。めがね橋周辺に咲く。
老人は言うのです。「どうも、カラダが、前へ進まない。アタマが、ボッーとして、いまにも倒れて、死ぬ感じがするのです。老人になった証拠でしょうか。こんな経験は初めてです」。原爆検診のお医者さんは言うのです。「もっと、外へ出なさい。外気に触れなさい。閉じこもっていては、ダメです。散歩もいいですね」。老人は答えるのです。「ハイ、ハイ。よくわかります。散歩をしたいが、足の関節が痛むのです」。お医者さんは追加で言うのです。「健康を考えるなら、運動です。大切ですよ」。老人は、クルマから降りて、めがね橋のほとりを散策しました。花の季節です。ツツジも終わって、いまから、アジサイの季節になります。川のほとりには、色とりどりのアジサイや、似たような種類の花が咲いていました。老人は腹いっぱいに空気をすって、初夏を満喫しました。長崎の地名といえば、浦上、大波止、浜の町、大浦、そして、めがね橋です。橋の周辺には、修学旅行の小学生たちが、賑わっていました。
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今年も小崎さんのブログを通して長崎のあじさいをみることができてうれしかった。
返信削除あじさい報告のつづきをまたおねがいします。