長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2020年10月31日土曜日
行きは、不安。帰りは、安ど。手首は、大丈夫、良くなる。ススメ前に
2020年10月30日金曜日
MRIの結果、「あした、来なさい」とお医者さん。老いても苦しみ続く
2020年10月29日木曜日
シッポも、ひとやく、あるんだな。生きるって、幸せだね
永井隆記念館で見た、永井先生の絵です。
小さな、くるっと、まいたシッポ。
やはり、役目が、あるんでしょう。
自分は、小さな存在だが、
生きる、何かの、役目がある。
人に、見られなくても、喝さい、ハクシュを
受けなくても、与えられたイノチがある。
感じるだけでも、幸せです。
2020年10月28日水曜日
永井隆博士の「如己堂」を訪ねる。特別展「長崎の鐘」。懐かしい思い
2020年10月27日火曜日
右の手首のキズが癒えない。長崎へ出て、診察。ホームに戻る、いま
2020年10月26日月曜日
ホンモノの「ざくろ」と、絵の作品。人は、それぞれ、個性に、生きる
2020年10月25日日曜日
テレビを見て、感動したと4人の女性たち。よくぞ訪問。こころも和む
2020年10月24日土曜日
出会いが、イノチを、つなぐ。ホームに入って、まる6年。めぐみは沢山
2020年10月23日金曜日
道は違っても、ふしぎな「はからい」。1枚のパンは沢山の心の喜びに
2020年10月22日木曜日
貴重な1枚。パパさまの手の温もり。アタマも良くなりなさい。幸せ謁見
2020年10月21日水曜日
『こころの時代』に感動した男性の訪問。もう1度聞かせて。ホンネを
2020年10月20日火曜日
人を助ける。手の温もりを差し伸べる。その「こころ」尊い。ご縁は続く
2020年10月19日月曜日
訪ねて来た3人のシスター。トマの話を聞いてくれる。優しさ、ほほ笑み
2020年10月18日日曜日
ホームでの生活、4年。西山達也神父さまの司祭叙階60年のお祝い
2020年10月17日土曜日
秋だよ。病んでも楽しむ、よし、とする。鎌倉から、デカーィ、クリ届く
2020年10月16日金曜日
傾聴ボランティアの女性が来る。コロナの関係で、久しぶり。4年続く
2020年10月15日木曜日
手首の小さなキズから、血が出て止まらない。どうすれば、いいんだよ
2020年10月14日水曜日
コスモスの花咲く、秋。9年前の写真。いい顔してる。悩み、なさそう
2020年10月13日火曜日
平凡を呼吸して過ごす日々。墨字を書く。若さを保ち、長寿を願う思い
2020年10月12日月曜日
思いがけない人からの電話。見方で方向が変わる。日本26聖人の事
2020年10月11日日曜日
放送の次の日、ルルドには沢山の人が訪れ、祈った。反響は大きい
2020年10月10日土曜日
笑いで、はじけた室内運動会。ホームの全員が集まり、楽しむ。心は1つ
2020年10月9日金曜日
スイカも、ウリも、仲良く手のヒラに。大地の稔りに、感謝の秋。幸せ
「スイカだよ。ウリだよ」「こまか、なァ」「かわいか、な」
ホームの畑で、出来たモン。稔りの秋は、イモもあれば、これもある。
老人たちは、知恵が、豊富。「あれや、これや」と解釈が始まった。
昼食どきに起こった、笑い。楽しみ。
★ホームでは、何事も、起こらず、昨日が、今日に、そのまま、つづくのが、幸せです。数日前に、100歳近い女性が、ホームで静かに逝かれた。ホームでの暮らしは、20年に及んだ。もちろん元気で入居される。そのうち段々と老いて、車椅子となり、イノチの長さを達成された。ここのホームは「養護」だが、「特老」になっても、介護がつづけられる。逝かれるまで、看取ってくださる。それだけ職員のご苦労も、並々ならぬ配慮が要る。
★事務室から、お知らせがあった。「県内への、外出、外泊は、許可します。行先で、3蜜に気をつけてください」「次に、県内からの面会者は、『面会の部屋』で許可します。自室には、入れません。面会の人は、事務室に報告して、体温検査を受けてください」。コロナはいつまで続くのか。教会では、毎朝、祈りが捧げられている。
★切りかぶの畑=カコ。カコは、むなしいか、そうでは、ない。過去は、倉に、保存される。時間、空間は、つながっている。いま、ここで、自分は、何を成すべきか。問いかける者が、いる。問いかけ、呼びかけに、まことを尽くして、応答していこう。
2020年10月8日木曜日
『こころの時代』NHKテレビで、再放送。長崎地方だけ。明日の夜に出る
あした、金曜日、再放送。
NHK午後7時30分~8時30分。
残念ながら、長崎地方だけ。
長崎の皆さん、見て下さい。
92歳の修道士は、語る。
支えられて生きてきた人生を。
中でも、地元、町の中学校で、語りべを努めたのは、喜びでした。ご縁になったのは、この女性です。この女性は、文化活動で、町の中学校で、昼食のとき、本を、マイクで読み聞かせている。その女性から、勧めがあった。この度、再放送になる、と伝えたら、手紙が届いた。「中学校にも、すぐに連絡しました。校長先生はじめ、先生方が、とても喜ばれました。弱さを隠さず、人間の心の有りようを語るのは、心に染みます」