長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年5月11日日曜日
先のメール。他に手紙は2通出したとか。まだ着かぬ。
4月に、アメリカ・テキサス在住のハーレムこう・こさんと一緒に来たお手伝いさんのメキシコ人エスぺランザさんから、トマ修道士にメールが入った。あのときは、言葉が分からないから、当方の説明も、彼女の心情も、十分には通じなかった。メールの文章を見て、色々なことを感じたのだなあ、と分かった。「聖コルベの居室での彼女の心情。聖コルベは祈りの戦士だった。限られた人生を、神さまの目的を果たすため、忠実であった」。またルルドでは、ルルドに飾られた、「ユリの花をみながら、自分の母の匂いを思い出し、母の口癖を思い出す。母は言った。自分の人生をかけて、精一杯、神さまを賛美しながら、生きなさい」。信仰は、母から子へ伝わって行くんですね。トマ修道士の話を聞きながら、命を助けられ、新しい人生を与えられた男性のことも考える。「彼の暖かい手にふれ、まなざしを見つめながら、わたしも聖コルベにつながれているのを感じます」。メキシコの貧しい生活から、アメリカへ移って、こう・こさんのお手伝いさんになって25年、日本へ来る恵みを得て、沢山の経験をした。園中で強く感じるのは、信仰だった。日本と同じ信仰だった。エスぺランザさんの精神の収穫は大きい。ダンナさんには、1晩、2晩、それ以上かかって、話したそうだ。彼女と家族の幸せを祈ります。
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エスペランザさんも 祈りの戦士です。いつも他人のことから祈ります。信仰からくる輝きがあり、祈りで わたくしも 随分助けて頂きました。 今回、そちらの方々に 暖かく 迎えて頂き ありがとうございました。一生忘れないと 何度も 言っています。
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