長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年5月27日火曜日
タクシーの乗務員が息を切らせて、来て言うには。
「いま、お客さんを、そこで、降ろしました。ちょっと、いいですか。寄らせてください」。息を切らせて、タクシーの運転手さんが、飛び込んできた。「ああ、ここがコルベ神父さんのお部屋ですか。実は、ですな。1ヶ月ほど前でした。運転中に、具合が悪くなって、医院へ診てもらったら、即、入院ですタイ。10日ばかり居りました。本棚があって、コルベ神父さんの本があったとです。読みましたら、感動しました。長崎へ居らした人が、ですよ。イノチば、ささげて、偉かですな。誰にでも、出きる事では、ありません。本を何回も読みました。それで、初めてここへ来ました」。運転手さんは、じょじょに熱をあげて語るのでした。それを聞いた修道士も、だんだんと熱を帯びてきました。「お客さんで、教会めぐりがしたい希望者がいたら、ここへ連れてきなさい」「いいえ、わたしは、そげな、商売げは、なかですけん」「大浦天主堂、聖母の騎士、日本26聖人教会、浦上天主堂、これだけ回れば上等です。教皇ヨハネ・パウロ2世は、長崎で、この4つの教会を回られたから、ね」「そげん、ですか。わかりました」。運転手さんは笑顔になって、「こんど、休みのときに、ゆっくり来ますばい」★誰もが、コルベ神父の身代わりの愛には無条件で感動する。
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心優しい運転手さんですね(^-^)
返信削除お二人の熱を帯びた会話に
コルベ神父様も微笑まれていることでしょう。