開館と同時に、津和野からのお客さん。「おお、大谷清さんじゃないか。1年ぶりだね」。同行者は熊本の高木さん。津和野(島根県)へ出かけて、乙女峠祭りに参加して、清さんを連れてきた。2泊3日の長崎の旅。清さんは、津和野教会の資料館の案内係りを勤めている。女性は津和野の地元の人。私は昨年の5月、津和野へ行って、清さんにお世話になった。身体が不自由なため、幼児の頃から苦労が絶えない。「自分のからだは、どうにもならない。悩んでも、仕方がない。生活はどうにかなるでしょう。それで1日、1日を、感謝して、精いっぱい生きる。人生、七転び、八起き、です」。大谷清さんのことは忘れない。「人間は弱い存在です。信仰があっても、忘れて、怒ったり、欲があったり、そっちの方になびいてしまう。また信仰すると、悪い心から開放される。小崎さん、教会に行って、祈っているよ」「おお、それは良かった。がんばってな」。私が去年、津和野へ行ったとき、資料館の案内はするが、ミサや祈りに姿がない。皆さん、寂しがっていた。それが、教会で祈りをする、と打ち明ける。辛いことや、傷ついたことも、人知れず有ったのだろう。「生きるのは恵みであるが、辛いことも沢山ある。お互いに、がんばろうね」
ことしの乙女峠祭りは準備から後片付けまで雨続きでたいへんでしたね。でも、そのほうがなにかお恵みがたくさん降ってくるような気もしました。つわの教会の皆様、お手伝いされた皆様本当にありがとうございました。清さまの様子もいつも遠くから拝見しています。お元気な様子をみると今年もまた一年がんばれるようなきがいつもしています。
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