2018年8月13日月曜日

飾られた故人の写真。空には白い夏雲。何を想う


お盆が近づきました。食堂の片隅に、1年間に故人となった入園者の写真が飾られました。8人になります。谷村達郎神父さん、村山安治修道士さんのお姿もあります。食堂のガラス戸から屋外を見れば、白いマリア像と、白い夏雲が浮かんでいました。
★93歳まで生きた村山修道士さんは、人生の半ばで眼の病にかかり、視力を失いました。あの白い雲も、風景も全く見えなかったが、温かい声で人びとと関わり、穏やかながら洞察力深い言葉と祈りで人びとを支えました。「賛美と感謝」が口ぐせでした。そして彼は言いました。「すべては、み摂理です」
★私は想う。最後の一線は、理屈じゃない。踏み込め。飛び越えろ。世の煩雑に惑わされるな。見えるものに、あくせく働く。見えないものに、静かに祈る。どちらが心やすらぐか。振り返って言えることは、これまでの「すべて、すべて、全部、全部、みせつり、だった」。その心は、前向きに人生を受け止める。ツライことも、楽しいことも、良いように、み摂理と考えて生きる。生かされていることが、カンシャ。それで充分です。神さま、おつきあい、させてください。ワタシを、変えさせて、ください。