★原爆・体験者は、高齢化して語りべも事実、出来ない時代になった。「どうしても、戦争や、原爆の恐怖を語り継ぎたい」。次の時代の人たちが立ち上がる。その願いから、有志が集まって、2年間、研修を重ねて、平成26年から実際に会の活動を始めた。会員は76人居ると言った。
★この会員は、被爆者たちの体験記録本を「朗読で、伝える」。実際に、被爆者の声を収録するのは、小崎さんが初めてです、と期待された。こちらも当然、熱が入る。
★語る私も、追々、歳を重ねていく。体験した事実は、残したい。事実を語るのは、人を傷つけることに成るかも知れない。それでも事実を語りたい。
★ビデオ・カメラを設置して、手前に私が座り、語ること、2時間。時の流れも気にしないで、体験したこと、見たこと、考えたこと、順序よく話しました。「なぜ戦争に至ったか?」。小学生の頃、先生から受けた教育を今でも覚えている。最後は、「赦し」の難しさ。「人の痛み、分かる心」。決まり文句で終わった。充分に語り尽くした安ど感があった。疲れは全然、無かった。
★語り終わって、女性たちに感想を聞いた。「小崎さんは、いろんな思いを正直に話してくれた。実際の気持ちが伝わった。聞いたことのない言葉もあった」「文章は、きれい。話は、ナマの声です。お聞きするのは大事です」「話の間(ま)に、思いが入ってくる。実際の話は、子供たちも、自分の気持ちに置きやすい」「戦争、弱さを認めた上で、平和な世界を築いていきたい」「なぜ戦争になったのか。勉強になった。感謝です」「本当に、普段は話されていない気持ちを話してくれた。私たちのため時間をさいてくれた。小崎さんの思いを、しっかり受け止めます」
★女性たちは、満足の表情で、喜びながら、ホームを去った。30分後は夕食だった。窓から、園の庭を歩く4人を見て、多くの会員たちの活躍に期待しています。
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