2019年6月19日水曜日

映画「空母いぶき」を見る。好まない戦争。一旦緩急は無いのか

きのうは、長崎市へ出た。帰りが遅くなったのは、実は「映画・空母いぶき」を見に行ったからだった。久しぶりの映画だった。診療が終わると、ココオークに急行する。映画館に入ると、ちょうど始まったところだった。
★日本の防衛はどうなるのか。興味があった。戦争が終わった時は17歳。戦争に負けることは「奴隷」になる覚悟だった。終戦の年に旧制の中学校に復帰した。日本の戦争は、侵略戦争だった。資源がない。物資がない。他国に奪いに行こう、と教えられた。近隣諸国を侵略して、土地を荒らし、市民の命を奪い、混乱をもたらした。日本は、戦争の反省、懺悔をすることなく、手のひらを返すように「民主主義」の教育を受けた。
★戦争が終わった時、17歳の少年ですら、2度と戦争はイヤだ、兵隊はイラナイ。武器は捨てる、と真から思った。心に固く誓った。それが5年経って、朝鮮戦争が起こった時、警察予備隊が発足する。やがて「自衛隊」となった。アメリカの傘の下に頼って、平和は維持してきたが、現代は事態が大きく変わっている。無防備のままで、いいのか。
★映画を見ながら、今の戦争が、17歳の時代の感覚と、如何に進歩しているか、ミサイルを撃破するミサイル、潜水艦の魚雷を爆破するミサイル、その速度に人間が付いて行けない恐怖を感じた。これから10年後、20年後、如何に進歩するのか、分からない。「戦争は、有っては、ならない。核兵器の廃絶を強く望む」。被爆者の願いである。
★映画のセリフで、1つの言葉が心に残った。「自衛隊が命かけるのが『戦闘』で、国民が命うばわれるのが『戦争』だ」(正確なセリフでないかも知れないが、このような意味だったと受け取った)

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