2019年6月10日月曜日

毎日、生かされている恵みに感謝。マリアさま、助けて下さい


湯江教会の祭壇の生け花を見るのは楽しみです。こうして写真に撮って載せると、見る人も喜びと違いを感じるでしょう。ホームの生活は日々が単調で、変化がないので、お花の変化を見ると、美しさは心に刻まれ、新たにします。
★きょうは、NHKのテレビの男性記者が訪ねて来た。あと2年で、定年と言って笑っている。NHKの記者も大変だね。聞けば、新潟を皮切りに、7番目の任地が長崎だった。10年ほど前ですよ。「その時に、小崎さんの原爆の語り部・体験を取材しました」。それ以来、つながっている。長崎は4年ほどで、また3か所変わって、去年、長崎に来た。「長崎が、最後でしょう」とまた笑う。元気に満ちた記者だった。
★この記者さんは、10年前に知り合って、毎年、年賀状を送ってくれた。そして、またも訪ねてきた。その細やかな心情が嬉しいよ。老いたる人間は、色々と昔の出来事の証人だからね。タメになるよ。ボクは言ったよ。「チューブの中身を、しぼって、絞り出すように、持っているもの、体験したものは、使ってほしいよ。老いの気持ちだね」。やっぱり何かに役に立ちたい心境はある。記者さんは「ハッ、ハッ、ハ」と笑っていた。記者だから、各地で、様々な事件や事故や出来事に出会っただろうね。そういう体験が、本人の実になり、財産になる。体験こそが、タカラです。
★きょうは、教会では「教会の母、マリア」の記念日を祈りました。「聖母マリアさま」とは心身、霊的の深い「つながり」がある。マリアさま抜きには、人生は語れない。コルベ神父も「マリアを通してイエスへ」が信念だった。「マリア」を呼吸していた。「マリア」のお名前を呼べば、必ず助けてくださる、そう信じて実生活を生きていた。
★潜伏キリシタンたちも、秘かに自分たちの集まりの中で、サンタ・マリアに祈って、信仰を子孫に伝承していった。「サンタ・マリアのご像は、どこ?」。キリシタンが叫んだ、あの心情を我が身にも呼び起こして、信仰をつづけていきたいと、今朝は祈った。
             

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