アンセルモ大曾昭神父さまの葬儀ミサ、告別式が、長崎・聖母の騎士教会で行なわれる。
★戴いた小さなカードには、写真と経歴、次の言葉があった。「戦後まもなく入会した。几帳面な性格で、しっかりとした身だしなみに努めた。教会の伝統的な精神を尊び、主に司牧や教育の現場で、誇りをもって職務を果たした」
★竹内昭彦・管区長神父が、ミサの司式と説教を務めた。「五島で生まれ、大きな恵み、召命を受け、修道者・司祭叙階で、皆さんとの出会いがあった。50年代、60年代、宣教活動の責任者であった。人の前に立つには、自分を律する。弱い存在だが、神の恵みと、皆さんと生きた。身だしなみ、ネクタイ、スーツに、こだわりがあった。聖フランシスコ園に訪ねたが、優しい言葉をかけてくれる。師父聖フランシスコは、死ぬ最後のとき、すべては神の恵み、病気も苦しみも死も、恵み。死を兄弟姉妹よ、と呼び、喜びのうちに神の元へ帰った。1226年10月4日の出来事。今日は10月4日、大曾神父も死を兄弟姉妹と受け入れ神のもとへ帰った」
★竹内昭彦・管区長神父は、告別式の後、出棺の前に、皆さんにお礼を述べ、次のように語った。「実は私と、大曾昭神父さまは親戚なんです。『昭』と『昭彦』は似ている名前なので、親しみを感じ、導きを受けました」
★ホームからは、山内園長神父、職員4人、瀧神父、トマ、信徒の2人が参加し、湯江修道院から浜田院長神父、橋口、高原の2人の修道士、信徒の1人が参加し祈りました。
★台風の接近で、朝から雨が降っていたが、ホームを出るときは止み、帰りには車窓から墨絵のような雲仙岳が棚引いて見えた。昼食はホームに帰ってから、瀧神父さん、トマ、信徒2人の4人で食堂で頂いた。ホーム聖フランシスコ園の保護の聖人のお祝い日でもある。散らし寿司、刺身、茶碗むし、など食卓にあったが、4人は黙々として食べた。寂しい気持ちで、一杯です。