2018年10月3日水曜日

大曾神父さん、お別れの会。思い出は消えない


左は、大曾昭神父さんがホーム「聖フランシスコ園」に入居された時の写真です。左から岩田事務長さん、大曾神父さん、トマ修道士、浜田神父さん。右は、ホームで誕生会のお祝いの写真です。山内園長神父さんと一緒です。
★大曾神父さんは上五島で生まれ、昭和15年に長崎・聖母の騎士小神学校へ入学。中学2年の時、太平洋戦争が始まる。工場で働きました。戦争中も終戦直後もご苦労されながら勉学をつづけ、司祭になって、東京・赤羽教会や、愛知県春日井教会、長崎・聖母の騎士学園(中・高)の校長の要職など勤められた。
★大曾神父さんがホームに入居されて、上五島出身の入居者も何人も居ましたから、神父さんの所に寄ってきて、親しく声を掛け合う場面もありました。親戚や、地元の人たちが居るのです。大曾神父さんは食事はゆっくりと、いつも全部残さず食べていました。
★大曾神父さんの話。「むかしの聖母の騎士の教会で、いつも一人で祈っている者がいた。いつ教会へ行っても祈っている。衣服を着て、祈る姿に感心やな、と思ったよ。それがトマさんだった」。戦争中だった。「知っているよ」と言われて、少年だった頃の自分を、今の自分が眺めている感じがした。あの頃、着ていた衣服は兵隊色のボタン付きだったのか、それとも工員さん風の姿だったのか。
★トマが入居して、ホームでは、ローマン修道士(100歳)、フランシスコ中村修道士(93歳)、ピオ中島神父(87歳)、ヨハネ村山修道士(93歳)、アルナルド谷村神父(76歳)、アンゼルモ大曾神父(91歳)を神の御元へとおくり、寂しくなりました。
★ホームでは今日の午後2時から、湯江教会で、大曾神父さんとのお別れの会があります。