長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年4月7日月曜日
感動した。10歳の女の子が色紙を買ってくれた。
★聖コルベ館に、お母さんと女の子が入ってきた。しばらく資料室を見ている。女の子が、「ネ、ネ。これ、ください」と、1枚の色紙を差し出すではないか。「え?買うの?」。初めてだよ、こんな少女が色紙を買うのは・・・。「これ、いい。ほしいです。言葉が好き」。色紙には『他人と比べるな。自分らしく、生きよ。いいところは、ある』とあった。いい言葉だよ。1.000円くれた。パッと、これが目に付いたとは、「エライぞ」。感動したよ。「何歳?」「10歳です」。お母さんの説明によると、お父さんは、バングラデシュ人。「お名前は?」。お母さんが答えた。「愛理です」。カトリックで、霊名は「マリア・アンゼリナ」「学校は?」[国際・・・英語の授業です」。毎年、バングラデシュに帰っている。「将来のユメは?」と聞くと、「お医者さん」。★彼は、彼。わたしは、私。違いを、認める。されど、仲良し。その心だよ。君にも、いいところは沢山ある。才能を、喜びを、伸ばしていきなさい。一般に、こういうことも言える。相手を変えるのではなく、自分を変える。いつも相手を変えようとするから、悩みが生じる。★ゲンキな女の子だね。話しているうちに、お母さんが本の販売の机で見ている。「マンガ・焼けたロザリオ、買いなさい」と声をかけると、少女が、サッと行って持って来た。パラパラめくって、目が早い。「イジメた人、どうなった?」「死んだよ」「かわいそう。ざまーみろ」「そこまで言うなよ。こまるよ」。修道士さんは改心したんだよ。そのマンガも買い求めた。「シャシン、写すよ」。明るい少女だった。帰った後、サイン帳に「はやく、はつ・せいたい(初聖体)を受けられますように」と書いてあった。★125★
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綺麗な瞳。いいお医者さんになってほしいです!
返信削除私は四十過ぎてなお、どうすることが「自分らしく」生きることなのかわからずにいます。