長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年4月18日金曜日
2人の女性が別れに来る。いい旅、アメリカへ帰ります。
皆さん、いい顔、していますね。「来たーッ」と、4月の上旬に1年ぶりに再会した、アメリカ在住の洽子(こう・こ)さんが、お手伝いのメキシコ人の女性をつれて来たが、あれから2週間が経って、2人はお別れにきた。これまで何度か訪問している。笑顔の美しいエスぺランザさんは、毎回、ルルドの掃除、奉仕を喜んでおこなった。いつも掃除を心がけている。彼女が「きょうは、門のところに着いて、階段あがって、ルルドまで、何歩あるか、数えた。434歩あった」言うのです。それを聞いて、修道士は、大笑いしたよ。(これまで何10年と、ここに居るが、階段を数える者はあっても、歩数を数える者は、あなたが、最初だった。びっくりだよ)。テキサスの洽子(こう・こ)さんも今度の旅に満足し、喜んでカンシャの言葉をつげた。「本当に沢山の人に出会って、神さまの導きでした」。エスぺランザさんの笑顔、ニコニコのお陰で、出会いの広がりが、できた。いい旅でしたね。明るいお顔をされていた。今日また、色紙を20枚送ってくださいと、頼まれた。あわせて、40枚ですよ。これも初めてです。「また会いましょう。ゲンキにしているからね」。希望を持つ者は幸せです。再会を祈っています。★さっそく、松下修道士さんに、ルルドまで「何歩あるか、数えてみて」と頼んでみた。「門から、ルルド(庭のさい銭箱)まで、430歩あった」と報告。「えー、えッ」と、数字が、ほとんど同じだったので、カンドウしたよ。「巡礼の旅でした」という2人は、いい思い出を残した。2人のことは、いつまでも忘れない。出会いの恵みとは、こういう出来事なんだよ、ね。★178★
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