長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2013年3月24日日曜日
将棋の名人、加藤一二三さんは、聖コルベを慕う人です
いつぞや、将棋の加藤一二三さんを知っている男性が、聖コルベ館にやってきた。「洗礼の代父になって、いただいた」と加藤さんのことを言う。加藤さんなら、聖コルベが聖人になったとき、いっしょにバチカンへ巡礼したので、よく知っている。拙著「ドキュメント・キリスト信者」にも、加藤さんの信仰を取り上げた。聖コルベを慕っておられる。それから、しばらくして、また別の男性がやって来て、言った。「仕事の関係で、加藤さんにお世話になっている、四谷のイグナチオ教会でも、加藤さんは活躍されている」。それを聞いて、即刻、色紙を預けて、「もし、よかったら、加藤さんに差し上げてください」と、1枚の手描きの色紙を渡した。すると、その男性から手紙と、写真と、加藤さんの本が送られてきた。「加藤さんは、喜んで、受けてくださった」。写真は、将棋会館の会議室で、嬉しそうにして、おられる。加藤さんは、本に書いている。「コルベ神父さまの生き方を尊敬しています。チェスが大変強かったそうで、そういう意味で、棋士としても、とてもシンパシーを感じています」「よかったですね」
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