月の初めの土曜日は、昼食に、楽しい「誕生会」が行なわれます。
その時、出るのが、職員さんによる「出し物」です。これは、もう何十年とつづく伝統がある。3人から、4人、多い時は、6,7人の割合で、出番が回ってくる。
今月の「出し物」は、火事場で活躍する「まとい」でした。「まとい」は、江戸時代に、町の火消しの各組が用いた旗印です。組を表わす「アタマ」があり、垂れさがる房を回転させる。
「め」組だ。「め」組だぜ。「め」組よ。
「ナンの、メ、だ?」
「めぐみ、多い、人生さ」
「めぐまれた、日々さ」
「目の輝やきを、失うな」
踊るよ、オドル。音楽に合わせて踊る。
「火のヨージン」が、真っ先さ。
誕生会だよ。今月のお祝いは、5人。
踊る3人、バラ、バラ、だ。
写真を撮るのが、難しい。
介護する人、洗濯する人。
若いお姉ちゃん、いや、いや、お母さん。
家族的な、面倒を、見てくれる。
若いチカラに支えられた、老人たち。
不満も、温かい心で、消える。
「そうだ、火消し、とは?」
「不満や、落ち込み、消す事や」
生きる事に、意味があり、価値がある。
オシメに始まり、オシメで終わる人生。
それでも「よかった」と言えるのさ。
今日は、楽しい誕生会でした。
★「親切で、優しくて、困っている人を見ると、ほっとけない人です。世の中には、そういう人もいる」
め組の“めぐみ”。
返信削除フランシスコ園、さすがの視点です。
全国秋期火災予防運動にも重なりますし、
勇気・機敏・技術に秀でた人達が、
暮らしの場を守った伝統にも繋がると
思いました。
めぐみを力一杯体感できた
お誕生会となりましたね。
活氣あふれ、元氣みなぎります。
そして、お誕生会の献立が気になって
しまう私の食いしん坊欲を
赦してください。
がぶらってぃのおります所は、
江戸町火消しの歴史を受け継ぐ
江戸消防記念会・第一区に属します。
行事の祭には、小頭が、役半纏鳶装束
一式を身につけて出動されるのを
見かけます。その勇壮で、荘厳を
感じさせるところは、どこか昔の修道院の
空気感に似ています。
フランシスコ園の友愛・慈しみと
恵みの行いが、一層の広がりをもって
多くの方の光となりますように。
今日もいつもジンクーエン。