2019年9月4日水曜日

クチに、フタを。手に、ロザリオを。神さまの導き信じて生きる



ホームの玄関の前に、改築工事の作業所が1つ残っていた。食堂の前にも当たり、「はやく、のけると、いいな」と思っていた。トマの自室からは、玄関前が一望できる。
★大型のトラックがやって来た。クレーンが付いている。部屋から見ていると、見事に作業所を持ち上げて、慎重にトラックに乗せた。「おお、やるじゃ、ないか」
★ホームは小高い丘になっており、静かで、星空も美しい。空気だって、清らかな感じがする。暮らすのは、お爺さん、お婆さん、ばかりです。「イジワル爺さん」「ヨクバリ婆さん」よく物語に出てくるじゃないですか。「いいえ、いいえ、おりませぬ。みな、善男、善女ばかりで、ございます」
★「イジワル」したら「大統領」と陰口でいわれるかも。「いいえ、いいえ、大統領は、おりませぬ」。良いホームとは、人と、人との、いい関係にあります。
★ごらんなさい。大型トラックが、目障りになっていた作業所を運び去った。すっきり、なったでしょ。左の方には、白いマリアさまのご像も見やすくなった気持ちです。自室からの眺めもよくなった。トマの部屋には、お客さんも、時々、見える。「よか、ところ、すんで、いるな」。みな、感心して、そう言いますよ。ここで暮らして、感謝しながら歳老いて、いい爺さまになって、神さまの駅まで直行すれば、ほんに、ほんに、こんな、よか終末は、なかでしょう。そのためには、クチには、フタを、手には、ロザリオを、神さまの導きを信じて、日々、感謝して、生きることですな。

0 件のコメント:

コメントを投稿