2019年9月14日土曜日

うどん屋の今井君。順調に修養・勉学中。ペトロ神父と喜びあう

「おお、元気か。うどん屋の今井君。忘れんぞ」。私が聖コルベ館に勤めていた、ある年の、大晦日。もう閉館の時、ぎりぎりに、7人の男子の若者たちが見学に飛び込んできた。その中に、19歳の今井君がいた。これが最初の出会いだった。今井君は、言った。
★「高校の奨学金が、108万円残っている。それを今、返そうと「うどん屋」でバン、バン働いて返済しています。身の上を整理し終わったら、修道者になりたいのです」
★若者の希望は、実に、いいね。しかも、奨学金を、ちゃんと整理して、それから入会するという。エライじゃないか。うどん屋で、懸命に働いているという。気に入ったよ。そこから彼を呼ぶときは「うどん屋の今井君」となった。男っぷりも、いいぞ。若い時に感じた気持ちを大切にせよ。「がんばれよ」と、私は、今井君の出会いから、彼を応援したくなった。
★今井君は、身辺を整理して、私たちの修道会に正式に入会した。いま東京の修学院で共同生活をして、司祭への勉強を励んでいる。今度の司祭金祝に、東京からやってきた。いっしょに写真に撮るのが念願だったよ。27歳になる。私たちの修道会では、一番の若手だ。希望があるし、期待しているよ。時々はボクの日記にも載せているから、「今井君のこと」を覚えておられる人も居るでしょう。今井君の将来のため、お祈り下さい。
★それから、もう1人、金祝の祝賀会で、お会いしたのが、ルーマニア人司祭のペトロ・イシトク神父さんです。これも聖コルベ館で出会って、何年もなる。こちらは背丈が、マァ、マァ、イッショ、ということで、気持ちが通じ合っている。2人は仲良しです。ペトロ神父さんは、東京・赤羽教会で宣教しています。
★実際、心情を打ち明ければ、ペトロ神父さんと一緒に、ルーマニアを巡礼するのが、私の願いだった。2人で同じ修道服を着て、一緒にルーマニアを歩けば、似た者同士、何かと話題もなろう。オモシロイ話題も起こるだろう。そんな期待もあったのです。それがホームに入って、実現しなかった。こころ残りだよ。望みは果たせなかったが、出会えば、こうして2人の気持ちは、つながっている。

2 件のコメント:

  1. マリア・フランチェスカ2019年9月14日 17:15

    ペトロ神父様、今井さん
    久しぶりに日記に登場され嬉しいです。
    今井さんの司祭叙階を願いお祈り続けております。

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  2. コメント、ありがとう。今井君、見守って下さい。北海道へ行く日もあるでしょう。

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