長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2015年4月20日月曜日
背骨は大丈夫か?足の関節はどうなのか、痛い
夕食が終わって自室に戻り、戸を閉めようとすると、2つめ隣の女性から「オニイチャン、わすれもの」と言われ、「あッ、そうだ」。食堂に、バナナと手紙を忘れたのに気がついた。この女性、腰をまげながら、いつも「オニイチャン」と呼びかける。「オニイチャン、ロザリオ、来てくださいね」。母親と2人で入居し、もう20年近くになる。母は105歳で亡くなった。「天国へ行けば会える」と楽しみに教会に通っている。足が痛いのをガマンして食堂に戻った。同じ食卓の90歳近くなる女性が、車椅子で、ニコッと笑って、「バンをしとったよ」とバナナと手紙を指して言った。この女性はいつもキレイにお化粧をして、ホホが、赤色でまァるい。かわいい。味方がじょじょに増えている。こうして、やっと自室に戻ってきたところです。★写真は車で30分、大きな整形外科病院の建物です。きょうは診察へ行ってきました。夜中、寝ていて、夜明け近くになると、背中が痛むのです。13歳のとき、カリエスで背中を大手術していますからね。それにヒザ。「歩こう、歩こう」と、筋トレを目標に、がんばっていたら両ヒザが痛むようになった。午前中は園内の散歩。午後からは屋外に出て、広い芝生を5周する。ムリもあった。ちょっと大変、結局、両方のヒザが痛くなった。もう歩けない。情けないと思うが、しばらく歩くのを止めたら、痛みは治まった。しかし、両ヒザと、背中の状態はどうなっているのか、調べてもらおうと、整形外科を診察したわけです。答えは、そう簡単に治るわけがない。「痛いところは、両膝と背中。脊椎カリエスに罹って、スネの骨を削り取って、背中に植えた」。遠い昔の話です。お医者さんはレントゲンを診ながら言った。「ヒザの痛みは注射をしても一時的。人工関節の手術をするにしても、病歴から考えて、歳も考えて、手術は大きな病院でないと難しいでしょう。背骨の方は、何かの拍子で、上下、両方に圧力がかかると、背骨がくだけて激痛が襲うようになる」と驚かされた。「このまま見守るしかない」そうです。結局、シップ薬を処方してもらって帰った次第です。★長生きしても、いろいろ、あるもんですね。
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