長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2013年4月14日日曜日
遅い春が始まる。ゲンキを出そう。気分も快調なり
ああ、今年も、ジャスミンの芽が出たね。聖コルベ館の木に、緑の芽が吹き出してきた。これも、イノチの誕生だね。一粒のタネが芽を出し、花を開かせ、実をつけ、大きな樹木となる。人智を超えた大きな存在を感じないか。自然を支える緻密さに驚く。ジャスミンの木は、春になると、必ず芽を出し、花を開かせ、収束をつげる。ヒトは赤ちゃんの時に死ぬ者もおれば、100歳までも生きる人もいる。しかし短く生きようが、長く生きようが、①愛された。②愛した。③感謝されている。この3つがあれば、その人の人生は十分ではないか。生きる価値は有った。ヒトは嬉しいとき、無意識に、とっさに言う。「ああ、よかった。ありがとう」と。これが人間の基本的な感情かも知れない。「感謝だよ。ありがとう」。そう言われる人になれば、幸せだろう。★去年の今頃の日記を見てみた。入院で、大変だったよ。ジャスミンの芽は遅かった。オレはまだイノチをつないでいる。体調は快適で、心配は、ない。心に、やましさも、ない。すべては恵みのなかで運ばれている。
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おなかのご不調は、低気圧なんかのせいではなくて、(ごめんなさい)ウイルス性だったのですね。どうぞ尚おだいじに!アンドレア修道士さまの御魂がやすらかに憩われますように、ご光明とご平安を心よりお祈り申し上げております。
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