今年は、寒かったせいか、やっと、ジャスミンの花がかわいく咲いた。「おお、咲いたか」と見上げる私。昨日から、5月の大型連休が始まり、今週いっぱいは休みとなる。中に2日は平日はあるが、何やら気分は休みの感じである。見学者が、チラ、ホラ、来ている。「ピン、ポン」。音が知らせる。見学者が来たとき、折を見て出て声をかける。私は修道服を脱がない。いつも着ている。これを見ると、すぐわかる。「いらっしゃい」「どちらから?」「今日は(旅は)何日め?」「どこ、どこを、周りました?」など。一瞬の出会いです。「神父さん、ですか?」「イヤ、修道士です」。30秒で、こちらへ興味を持たせる決め手となる言葉は無いでしょうか。私の、独特の、セリフなんです。こんなのは、どうでしょうか?★①「原爆に、あいましてね。この道に入って、60年なんですよ」★②「84歳に、なります。昭和の、3年の生まれです」「え?ホント。70代かと、思った」(昨日の奥さん)。★③「コルベ神父さまは病気でした。苦労しましたよ。お医者さんが、永井博士です」★④「私はね、ここの神学校で、永井先生から、理科を習いましたよ」★⑤「人生にとって、最も大切なのは、愛とイノチです。イノチの尊さ、よくわかる。愛が一番難しい」★⑥「元気が必要です。共同の祈りは、いつも大きな声で唱えていますよ」★⑦「人生、勢いが必要です。ヤリ投げでも、走り幅跳びでも、走って行って、勢いつけて、ポンと飛ぶ。その気持ちが湧いてこないと、文章も書けない。イキ(息)が、つづかないよ」★⑧「外海に行った」という見学者に。「遠藤先生の『沈黙』知っていますか?私ね、遠藤先生を、長崎市内を案内しました」★⑨「いろんな勉強したり、いろんな話を聞いたけど、最近、歳をとって思うことは、一番ありがたいのは、幼くして、母から教えられたカトリックの教えですね。これが一番ありがたい」★⑩「科学者は、人は死んだら終わりです、チャラになると言うけれど、それじゃ寂しいよね。親につながり、愛する人につながり、死者につながり、聖人にもつながり、神の愛で生まれて、神のイノチに帰っていく。神につながる。『つながり』ですよ。チャラになると思うのも、つながると思うのも、自由だからね。希望を持って、今を生きたいね」
長崎はジャスミンが咲くのですね。
返信削除札幌はようやく連休に桜が開花します。
神様につながる「つながり」感謝致します!
今回は「長崎オラショの旅」を持参し黒崎に巡礼出来ることを願っています。
どれも修道士さんらしいセリフ、
返信削除興味を持たせるに違いないです。
私たち親子は、実際に①から⑤のセリフで迎えられ、
即刻修道士さんに興味がわきました。
他にも、母親には、⑨が効くのではないでしょうか。
信心深く、子供が生涯にわたってよりどころにできるような教えを、残した母。
そういう母を尊敬します。
お母様の教え、今までも時折日記の中に見られましたが、
これからも折にふれて、紹介して下さると、ありがたいです。