長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2011年12月5日月曜日
来年は、タツ年です。そろそろ年賀状の準備か
「エー、えっ、ヘン。来年は、タツ(辰)どしだよ。ボクの年です。よろしくね」。84歳。タツ年が、7回まわってきたことになる。長ーガイ、人生だったね。ニンゲン、なんのために生まれてきたんだろうね。私が存在したことだけは確かです。イノチをもらって、メグミをもらって、自分なりに生きてきた。もうタツ年を迎えることは無いでしょう。96歳だからね。そんなには生きないよ。このヘンで、そろそろ人生を考えなくちゃ。「生きるとは、愛を知る、営み」だね。本当の愛を知れば、存在の意味も、生きる理由も、苦労する訳も、すべてが分かる。この世に折角生まれて、真の愛を知らずに消えて逝くのは、本当に寂しいよ。小さな愛を見つければ、それで充分だよ。ホントウのモノを見つけることだよ。大きなお金、大きな権力、大きな肩書きがあっても、見つけて、見つけて、その先は、ギャンブルじゃないか。悲しいことだよ。漫画家の水木しげるは言った。「金持ちになったからと言って、3倍も4倍も幸せになれない。金持ちも、ボタモチは、4つは食えない」
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