2020年11月17日火曜日

原爆継承課の女性職員さんの訪問。日記のコメント談義。宣伝になるよ

食事のとき、栄養士さんが食堂に入ってくる。ホームの人たちの食べ具合を、チラ、チラと、観察する。
昨日の夕食のとき、食卓に来て、トマに声をかけた。「お客さん、来たの?」
「来ましたよ」。日記に書いていたから、早速、それを読んだのだろう。写真の女性が、そのお客さんです。
明るい表情の女性。しっかり者の感じ。長崎平和推進協会・継承課の職員を勤めている。1時間半ほど話した。
来年の1月、継承課の職員のため、「語り部を勤めて下さい」との願いがあった。「どうして小崎を知っているの?」と問うと、お母さんが、小崎さんの大フアンだそうだ。小崎さんの本を愛読している。女性は、今年、東京で、カトリックになり、長崎に来た。天主堂の近くに住んで、毎朝、ミサに行く。「聖体拝領と、教会の祈りが、生きる糧」だという。
ジャイカ(国際機構)、アフリカなどで、十年あまり、活動した経験がある。貧困や、医療の支援を行ない、NGOでは、紛争後の開発支援を行なった。ある時は、近くを銃弾が通り抜けた危険にも遭遇した。行動派女性だね。「被爆の継承に、努めたい」。熱い思いが感じられた。こちらも原爆心理を、つい、つい、深入りしたよ。
★食卓に来て、「お客さん、来た?」と尋ねた栄養士さんには、訪問した職員女性のことは、さて置いて、話題を変えて「サツマイモのポタージュ、日記、読んだ?」と聞いた。「読みましたよ」の返事。「コメントも、読んだ?」「読みました」「2つ、あったでしょう。いいこと、書いてあったよ」「そう、そう。『かぶらってぃ』さんね」 。『かぶらってぃ』さんのコメントは、ホームでも、有名になっている。
★栄養士さんが言った。「あれ、ね。ホームの畑で採れたのよ。普通の色のサツマ・イモを使うはずだったのに、ムラサキ色のサツマ・イモを使った」。コメントは、2つあった。『あさみ』さん「サツマ・イモのポタージュ、ホッとした心になりました」。『かぶらってぃ』さんのコメントは長文だ。略すれば「目にも鮮やかな食卓、温かなポタージュ、栄養科の皆さんの工夫が、よく伝わります」
★更に、栄養士さんが言葉をつないだ。「調理場の職員さんにも、あの箇所をパソコンで見せたのよ。ほれ、こんなにして、外部の人も、関心を持って下さっているのよ。コメントも読んでもらったわ。喜んでいたわよ」「応援して下さる人も沢山いる」「日記は、ホームの宣伝になるわね」と言われて、トマも喜んだ。
★昨日は、そういう一日でした。見守ってくれる皆さんに、カンシャ。お客さんには、期待。

3 件のコメント:

  1. ささやかな日々の楽しみであるトマさんの日記の中に、名前を載せていただき光栄です。ありがとうございます。

    住む場所は違えど、皆さんと想いを共有できる環境があることは、今を生きる私たちの特典ですね。

    忙しい中にあっても心の繋がりを支えに、そしてトマさん目線の想いに少しでも寄り添っていけたらと思いました。

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  2. 今日もがぶらってぃ2020年11月18日 18:07

    はい。見上げれば首が後ろに折れそうな程の
    高下駄を履けば、トマさんとの往復書簡。
    ふつーに考えれば、トマさん日記のストーカー、
    ないし追い回し。

    と、一応の自覚はしております、
    がぶらってぃでございます。

    毎々おじゃましております。

    再々ながら栄養士さんは、
    介護職からの喫食報告だけに頼られず、
    入所の方々の実際のお食事場面を体感されながら、
    状況や様子をご確認なのですね。
    日ごとの丁寧な取り組みが献立へ
    反映されていると、伝わります。

    さらに、先の紫いもがフランシコ園産
    だったとは。ポタージュが作れる程の
    量の収穫ですから、適切な時に
    良い種まきがあったのでしょう。

    トマさんは来春早々にも、
    講演が予定されているのですね。
    誤解を受ける表現かもしれませんが、
    長崎から発信する意味は、特別なものが
    あると思います。トマさんが、
    カトリック性をもって表出くだされば、
    とても書きにくいですが、いわゆるヒバクチ、
    ヒバクシャの視点を一歩踏み込んでの
    深い領域に到達できる助けとなる
    気がいたします。

    今日も長くなってしまいました。
    トマさんが題材を丁寧に選ばれ、
    起承転結を練られ、一字一句を選ばれての
    発信には、どうしても熱を感じとり、
    照らされた頬をご覧に入れたい
    気になってしまいます。
    申し訳ありません。

    今日は、全てのおこないがケアの種まき
    ということを学びました。おこないの連続性、
    前後工程への意識は、近視眼的な暮らしでは
    ないがしろにされがちなところです。

    家庭に小さい子供のいる方や、難しい年頃の
    学生を看ておられる方々にも、助けになる発信
    と信じます。

    沢山の光を見せてくださり、ジンクーエン。
    お陰様で温かです。

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  3. ずっこけ・がぶらってぃ2020年11月18日 18:38

    ↑フランシスコ園です。脱字がありました。ごめんなさい。

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