2020年8月9日日曜日

「こころの時代」放送される。目に涙がこぼれる。取材班に感謝する

今朝は、4時に起きた。着替えて、身のまわりを行なって、修道服を着て、押し車を準備した。5時から、NHKテレビ、Eテレで、「こころの時代」が、いよいよ始まる。まだ15分ほど時間があった。しばらく心を落ち着かせる。「こころの時代」の録画の赤ボタンを押した。6時から、日曜日のミサがある。5時から、45分ぐらいは見れるだろう。コロナを苦慮しながらの半年間の取材・成果だった。
映像となって、テレビに流れる。先ずは安ど感。ディレクターや、カメラ・マンたちの苦労の作品に感謝する。ジーッと見詰めるトマの目に、ナミダがこぼれる。
どれも、これも、トマが発した言葉だ。行動だ。ウソ、偽りは、ない。これが真実だ。原爆を語るのも有るが、原爆の日を如何に生きたか、それがトマ・人生の根底となる。
「人が、生きることに、興味があります」
このテレビの最大の感心事は、ディレクターの熱意で、古いテープを掘り起こし、コルベ神父から『いのち』をもらったフランチシェク・ガヨヴ二チェクさんの声をポーランド語そのまま収録できたことだった。彼は、その時、40歳。コルベ神父に出会って、「あなたは結婚していますか、独身ですか」と聞かれている。「私は若く見えましたから、『結婚しています。子供も居ります』と答えました」。幸いな出会いがあったのです。
★早朝は、最後まで見れず、自室を出て、教会へ行った。長崎・原爆の日。母親や、原爆死した多くの人たちのため祈った。自室へ戻り、再び、朝の食事までの1時間を利用して、最初から、見た。録画には、言葉の字幕はなかった。我ながらに、感動したよ。やっぱり、ナミダが出た。感想を、便せん2枚に、メモする。こうしてトマ修道士、92歳の物語は完成した。今日は、ホームでも何人からも声をかけられ、数本の喜びの電話もあった。肩の荷がおりた、令和2年の、半分の歩みであった。嬉しかったよ。幸せだったよ。

16 件のコメント:

  1. 早起きして視ました。たいへん学ぶことが多かったです。

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  2. 元日のエリザベット2020年8月9日 16:43

    私も感動し涙が出ました。
    ガヨヴニチェクさんの声が聞こえた時は、ほんと震えましたよ!
    世界に一つだけの貴重な資料、貴重な研究ですね。

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  3. 15年ほど前に突然記念館をお訪ねした時に丁寧に案内していただいたのを覚えています。
    ルルドへの登り道などなど私にとっても今日は懐かしい風景を思い起こさせられました。

    それから三年して受洗して、霊名にコルベ神父の名前をいただきました。

    難しい世の中ですが、いつまでもお元気で。

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  4. マリア・フランチェスカ2020年8月9日 19:21

    感動のうちに番組拝見致しました。
    トマさん
    無事にお務めを終えました事おめでとうございます。
    信者さんではない鎌倉の友人からメッセージが送られて来ました。友人に承諾を得て下記に紹介させて頂きます。

    「こころの時代」小崎修道士の、心に止まる言葉を聞くたびに泣けて、泣けて、涙が止まりませんでした。原爆投下時に取った行動がほとんどの人が持つ闇なら絶望だけだけれど、かたやコルベ神父だけしか取れない行動だとしても人の世に希望が見えます。代わりに助けられた人にもそれを当然としない謙虚な思いにも救われます。そして小崎さんの最後質問で自分を叩いた瀕死の先輩にむかい、今なら「助け起こす勇気はないが、だいじょうぶか?と声をかける」と聞いて本当に自分に身近な希望を頂きました。人を奮い立たせるのは、このコロナの時代も励ましだと思いますね。語り継ぐ事は、言葉では表せない気配、温もりと共に思いを伝えられるのだと思いました。大切な記録です。

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  5. ルルドでの素敵なお姿を拝見できとても感動いたしました、ほんの少しでも前に進むように生きて行きたいと思います。

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  6. 録画していたものを、拝見しました。
    登明さんの今までの人生の
    集大成と言ってもいい番組だなぁ!
    と、驚く所あり、
    感動する所あり、
    励まされる所あり、と、
    色んな気持ちを味わいました。

    日記の一読者の私ですが、
    画面の中で、
    精一杯、活動されているお姿を
    拝見できて、本当に良かったです。

    昨年、訪れたルルドも、
    懐かしいでした!
    登明さんが、あの坂道の階段を
    一人で登っていらしたのに、
    びっくりしました。

    暑さは、もう少し続くと思います
    お身体、大切になさって下さいね。
    ありがとうございました。

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  7. 早起きをして拝見いたしました。
    トマさんのお話聞き入りました。
    たくさんの人達に観てほしいです。

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  8. 何週間か前にテレビで予告され、心に留めて録画をして今日拝見しました。明瞭な語り口でとてもよくわかりました。感動的な場面は、殴られた先輩が今ここにいたら「大丈夫か」と声をかけたいと言われた場面、コルベ神父さまの身代わりの場面です。これからも戦の無惨で愚かしいこと、またコルベ神父さまの語り部として発信していただけますように。

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  9. がぶらってぃ2020年8月10日 0:40

    よく眠れずに3時半頃より準備を始め、4時50分に待機して拝見しました。ありがとうございます。

    番組の中のトマさんは、神のいのちを生きるカトリック修道士としてのお姿、そのものでした。信者か否かに関わらず、多くの方々の目に素直に映りましたよう願います。

    トマさんの声で届く「人が生きることに興味があります」という命の言葉、ポーランド人修道士さんや神父さん達の生きた痕跡、行動と祈り→祈りと行動→行動と祈りの継続と連鎖。胸に浸み、何かを突きつけられました。

    トマさんは、これからもこの番組から得た思いを練られ、綴られた記録を読み返され、さらに祈りを深められることでしょう。がぶらってぃも霊的に近くありたく、録画した画像を繰り返し拝見して、
    一層複眼的に学びとるつもりでおります。

    平和とはただ何事もなく生き続けることではなく、”苦しみはある、荒れた道はある”と認めた上で、
    ”にも関わらず進む”ところから始まるものと思います。マズローは、人の可能性を阻むものとして、
    「いたずらに安定を求め、現状維持だけを大切にし、辛いことを避けようとする態度など」を
    あげているようですが、水面がびっちゃんばっちゃんする中で、それでも命は繋がるように暮らす手立てを考えるのが、平和的な態度と思っております。

    ”苦しみはある”と認め、共有している人の多い集団は、幸いと思います。

    トマさん、トマさんを今のトマさんに至るよう関わり、導いてくれた環境と登場人物(ご両親はもとより、ちょっとイジワルだった先輩も含むと思います)、ポーランドと日本の繋がり、アウシュビッツにあった人生、たくさんの広がりに感謝いたします。

    トマさん、改めてこの日記を続けてくださり、ジンクーエン。番組をご覧になった日本中の方々が、トマさんの日記にたどり着けるように祈ります。

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    1. 何時もお祈りしています

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    2. 何時もお祈りしています

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    3. がぶらってぃ2020年9月1日 21:11

      トマさんの祈りの繋がりの中に
      存在できることに感謝いたします。

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  10. ルルドへ上る姿に、友人の姿が重なりました。
    一歩一歩石段を踏みしめる画面の姿に、「がんばれ」と応援していました。
    小崎さんの笑顔が忘れられません。
    サポートする高原修道士さんの姿に、お二人の信頼関係が垣間見えましたね。

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  11. 絶えざる御助けの聖母マリア2020年8月12日 12:01

    トマ修道士様
    素晴らしい内容でした。トマ修道士様の歩まれた日々の回想、原爆の恐ろしく、切迫感せまる状況、ポーランド神父様への感謝、聖母マリアに、
    心よりお祈り致します。

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  12. コルベ神父を…
    よみがえらせてくださり、
    ありがとうございます(*μ_μ)…

     Singleがギセイに…
    アウシュヴィッツ…
    独国
    米国のみならず…

    その他…
    終戦の日に 停戦のみならず廃戦を
    イノリ…ネガって止みません…
    核廃絶 爆廃絶をツネヅネ…祈念しています。

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  13. 録画で昨日視聴させていただきました。とても感動しました。すばらしいメッセージの数々を本当にありがとうございました。

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