予約の診察へ出かけた。先ずは採尿して、しばらく廊下で待っている。この時が、心が落ち着かない。ふっと前を見ると、壁に、写真の額がかかっていた。病院の名前の聖人だ。自分がフランシスコ会だけに、いいなあと思う。日本人によく知れている「ザビエル」とは、同じフランシスコでも違うと書いてある。額に向けて、デジカメを支えていると、周囲の患者さんが、ケゲンな表情を見せていた。名前を呼ばれて、診察室へ。「どうですか?」「調子は、よい、ようです。スカスカも、異物も、尿に出ていません」。次の診察日を決めて、診察は3分で終わった。体力も快復したし、体重も増えた。ある程度、重さもないと、ゲンキが出ない。足取りも確かになる。3分で終わる診察も、決してムダではない。生活に自信がもどってくるし、行動にも活力が湧いてくる。「まだ、まだ、がんばらんばね」
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