2019年11月24日日曜日

パパさま来崎の前日。夫妻が自室へ。日記の愛読者。いつも喜びを

パパさまが長崎に来られる前日だった。昼食後、すぐに自室に、1組の夫妻が訪ねて来た。
★部屋に入ると、奥さんの方が満面の笑みを浮かべて、感動したかのように、両手を差し出し、出会いを喜びを、カラダを屈(かが)めて、私の手をしっかりと結んでくれた。ご主人も喜んでいる。奥さんが「トマさんの日記の愛読者です。会えて、うれしい」。感激に満ちている。
★明るい雰囲気の2人を椅子に座らせて、落ち着かせて、夫妻の話を聞いた。もちろん、パパさまを迎えるために、長崎へ来た。今日は、時間があるので、「どうしてもトマさんの所へ来たかった」「そりゃ、どうも。日記を読んでくれて、有り難う」。2,3年前に、パソコンを操作していたら、登明日記に行き当たったと言う奥さん。「長崎のコルベ神父」「十七歳の夏」ほかにもトマさんの本、みな読みました。熱心や、な。
★愉快な、はなし好きの奥さんだった。聞いていて、夫妻の歩みのなかに、不思議な神さまの導きを感じた。こんな話の流れを聞いたのは久々(ひさびさ)だった。
★奥さんは、中・高カトリック系の学校で学んだ。中学生のとき、教皇ヨハネ・パウロ二世が来日された。その時、感動して、様々な資料を集めた。高校を卒業して、教会へ行き、洗礼を受ける。霊名は、マリア・ゴレッティ。(12歳で、貞潔を守るため命を捧げたイタリア人聖少女)「いい霊名ですね。なぜ選んだの?」「学校の保護者が、マリア・ゴレッティでした」
★洗礼に当たって、両親は猛反対した。特に父親は許さなかった。しかし洗礼を受けて家に帰ると、両親から「おめでとう。今日は、よかったね」と慰められた。洗礼の時は燃えていたが、冷めた時期もあった。教会から遠ざかる。すると両親が悲しい顔をした。「好きで入ったのに、なぜ行かないんだ」
★教会へ通うようになり、教会で、ご主人と出会った。ご主人は幼児洗礼。霊名は、ヘンリコ。2人は信仰によって結ばれた。ご主人は「感謝しなさい。お互いに尊重する」。奥さんの好きな言葉は、「いつも喜んでいなさい」。苦しみ、喜び、分かち合っている。
★奥さんのお父さんが、今週の火曜日に神に召された。88歳、米寿だった。心配をかけたお父さんとの別れは辛かった。木曜日がお通夜。金曜日が葬儀・告別式。土曜日、今日が長崎へ。パパさまのミサで、お父さんのため祈りたいと言った。「お父さん、天国から見てくれているでしょう」
★今朝のホームから見た天候です。午前中、NHK長崎テレビで、パパさまの飛行機が長崎空港に到着するところから放映された。長崎は、雨だった。原爆落下中心地での行事では、雨が、かなり降っていた。しかし午後になると、青空が広がり、3万人を超える人びとの祈りのなかで、パパさまのミサは行なわれた。ホームの私たちは、食堂で、スクリーンで、テレビの放送を見た。
★「ああ、あの夫妻も、この人たちの中に居るんだな。祈っているあな」と思った。

4 件のコメント:

  1. 2008年の今日、「ペトロ岐部と187人の殉教者」の列福式が
    長崎球場を会場にして執り行われた日ですね。
    そんな日にパパ様が長崎にお出でになられたことの偶然に驚いています。
    この日を選んで?と思いましたが、まさか!です。
    神の御取り計らいかもしれません。
    私もパパ様に会いに行きたかった。
    行けた方々にたくさんの御恵みがありますように。

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    1. ホントだ。教えてくれて、ありがとう。沢山の報道があったけれど、列福式と同じ日、と書いた記事は全くなかった。私も、奇遇に、ビックリしました。

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  2. 私も動画で見ました。感動して涙が出ました。止まりませんでした。。

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    1. ザンネンながら、私は参加できなかった。テレビで、見て、感動しました。

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