女子高校生たちへの話は、無事に終わりました。熱心に、目を、しっかり修道士の方へむけて、聞いてくれました。約40分、修道士は立ったまま、語りべを勤めました。
★この女子高校には、1991年から語っている。30年近くの歴史がある。修道士にとっては、特別の学校です。女子高校生たちは、夏休みの宿題に、自著「十七歳の夏」を読んでいる。修道士さんに会うのが楽しみです、と先生が言った。修道士も同じです。長崎入りして、真っ先に訪れたのが、聖母の騎士でした。
★修道士の話は、きまっている。原爆の日の朝、お母さんとの別れから始まる。原爆の体験から、コルベ神父の生き方、死に方に入る。しかし、この度は、ポーランドで聞いた、コルベ神父のお母さんの話を加えた。お母さんは聖母マリアへの信心が篤く、仕事は、観想シスターたちの修道院で、受付や外交係を務めていた。お母さんを知っているシスターたちが証言した。ある日、お母さんは町に出た時、不具合になり、道で倒れた。ちょうど後方から2人の看護師が歩いていた。看護師の1人はシスター修道院へ通報、1人が看護した。石段にお母さんを座らせた。
★するとお母さんが突然、立ち上がって、「息子よ」と叫んで、息絶えた。シスターに案内されて、コルベ神父のお母さんのお墓にお参りをした。その時、私は思ったのです。私のお母さんは、どんなにして死んだのか。「息子よ」と言ってくれたのか。話に、しばらく沈黙がつづいた。
★語りべの後、女子高校生たちは、「ハレルヤ」と「愛」を荘厳に歌った。その歌声に感動した。
★きょうは、外海へ行くそうです。天気は、秋の晴天です。遠藤周作文学館からの海の眺めが素晴らしいでしょう。意義ある「校外学習」の成果を願っています。
★今朝、ミサの後で、信徒が私に声をかけた。「はなし、どうでした?」「ああ、よかったよ」「そうでしょう、今朝の足取りが、違うよ」
語りべのお勤め、どうも
返信削除お疲れ様でした!約40分間も
立ったままだったとか!
すごいなぁ
文章を読みながら、
涙が出そうでした!
とっても良い種蒔きをされたと
思います。(^.^)
おかげで、やりぬき、ました。うれしい。
削除語り部のお務めお疲れ様でございました。
返信削除40分間もお立ちになってスゴいです。
小崎さんのお話しは女子高生の心に強く響いた事でしょう。
小崎さん、語り部のお務めは今年が最後ではなく来年もありますよ!
立っているのも、忘れて、いました。よかったよ。
削除椅子が用意してあるのに40分も立ったまま講演されたのですか。
返信削除私は負けています。三枚の良い写真をじっくりと見ました。
コルベ神父様のお母さんについては今まで話を聞いたことがなかったですが
「息子よ」と叫んで亡くなられたのですね。
トマさんのお母さんも、あの朝きっと、いいえ絶対に「息子よ」と叫ばれたはずです。
亡くなる時に息子を思わないはずがありません。
語りべの時には、必ず、母親の事、いいなさい、すすめられている。今度は、コルベ神父の母親と結びつけました。コルベ神父は、家族を、母親を愛する聖人でした。
削除良かった��
返信削除真夜中のコメント、ありがとう。
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