2019年7月9日火曜日

中学生たちよ、親の幼少・若い頃の話を沢山聞け。人生の力になる

先日、中学生たちに話をした時に、次のことを強調した。それは親子の会話です。「もっと、お父さんやお母さんの幼少の頃、若い頃の事を、しっかり聞いておこう」
★私は7歳で、父親は病死。17歳で母親は、原爆死。だから父親や、母親の若い頃の事もを、よく覚えていない。そこで皆さんにお願いしたい。皆さんは両親とよく会話して、お父さん、お母さんの幼少の頃、どうだったのか。結婚した頃のこと、とにかく両親の事をよく聞いて、しっかり覚えていてください。中には、お父さんが居ない人、お母さんが居ない人が居るかも知れない。そういう人は、周りの人で、よく知っている人が必ずいる。その人たちに聞いてください。君たちが成長して、両親の幼少の頃や、若い頃の思い出は、大きな生活のチカラになります。会話が大事だよ。
★私は、本当に覚えていないので寂しいよ。幾つになっても、91歳になっても、46歳で逝った父。45歳で逝った母のこと、忘れない。どんな父だったのか、母は、なぜ父と縁があって結ばれたのか、全く分からない。人生は『つながり』なんだよ。それを意識すれば、君たちの人生の励みになる。
★中学生の質問に、「お母さんの思い出はありませんか」があった。その応答に、カエルの話をしたね。母から聞いた寓話だった。お母さんカエルと、子カエルが居てね。子供のカエルは母カエルの言う事を、いつも聞かない。勉強しなさい。遊びに行く。手伝いなさい。どこかへ隠れてしまう。山へ行け、と言えば、川に行く。川と言えば、山へ行く。子カエルは言う事を聞かないんだね。困った子カエルだよ。その内、お母さんカエルは歳をとって、病気になり、死ぬ時が近づいた。
★死んだら、どこに埋めてほしいか。安全な場所、山がいい。だが山と言えば、川に埋めるだろう。川と言えば、山になるだろう。反対ばかりの子だよ。そこで「子どものカエルよ、私が死んだら川の近くに埋めておくれ」と願った。お母さんが死んで、初めて、子カエルの目が開いた。「ああ、わたしが、わるかった。いつも反対ばかり、親に背いてばかりいた。ゴメンね」。子カエルは、正直者になって、お母さんを川のほとりに埋めたんだね。山に埋めてもらいたかったのに。大雨が降って、川の近くに埋めたお母さんのカラダが流される。それで雨が降ると、カエルが、鳴くんだよ。グヴァ、グヴァって、ね。
★親に反対する子供は、悲しい。いまの中学生たちは、両親に対して、どんな応対をしているのか。親が、子を殺し、子が親を殺す、悲しい世の中だよ。私には、中学生いが純真な目をパッチリ開いて、しっかり聞いているように感じた。

0 件のコメント:

コメントを投稿