2019年7月24日水曜日

シルバー車を押しながら、字が読めない、意味わからず、悩むよ

いま、シルバー車を押しながら歩いております。3階の自室を出て、110歩で、エレベーターに着きます。2階に降りて、50歩で食堂です。シルバー車がなければ、長い距離、歩けません。不安を抱えながら歩いております。
★食堂の入口に、きょう、誰かが、大きな日めぐり暦を掛けた。献立表の横です。昼食が終わって、ここを通るとき、日めぐり暦には、確か、格言が載っているはずだ、と見詰めた。ありました。「種まかずして、小判も逸歩も、生える例なし」(井原西鶴・江戸前期の俳人)と書いてあった。種まかずして、生えない。そりゃ、そうだ。小判は、わかる。しかし「逸歩」とは、何か?これは、ちょっと、わかりません。後から来た女性も、「アンタが、わからんなら、ワタシも、わからんよ」と去っていった。
★自室へ戻って、早速、国語辞典を開いて探した。「逸歩」は載っていない。「いつ・ぽ」と読むのでしょうか。何んの意味か。わからない。漢字の「逸」を探した。2つの意味が書いてあった。
★①逸は「のがす」の意味。好機を逸する。範囲から、はずれる。②逸は「すぐれている」の意味もある。逸材ともいう。この「逸」と、「歩」で、どう読み、どういう意味があるのでしょうか。91歳の老人は、シルバー車を押しながら、悩むよ。タネを蒔かなければ、好機・チャンスの「歩み」を、のがしてしまう、というのでしょうか。江戸初期の俳人には、負けるよ。エライもん、ですな。

1 件のコメント:

  1. 毎日ブログ拝見させて頂いています。本を有難うございました。
    疑問の言葉についてですが、調べてみました。
    言葉全文を入れて検索したら出てきました。
    引用転載させていただきます。

    『日本永代蔵』の内容とは?(「BOOK」データベースより)
    生真面目すぎる商人、ドラ息子、度を越した吝嗇たち。越後屋は「現金掛け値なし」で大当たり、一方別の二代目は金を使い込んで勘当、物乞いに説教をくらう。元禄前夜、富を築き、また守らんとあがく庶民の姿を活写した、井原西鶴による町人物浮世草子の大傑作。人間の面白さと、お金の稼ぎ方を教えてくれる、江戸期以来のベストセラー。

    種まかずして
    小判も逸歩(いっぽ)も生える例なし

    この言葉の意味とは

    小判(こばん)=金品、金銭、要するに富

    逸歩とは
    『逸』=並はずれて優れていることを意味するので
    並外れた歩み、桁外れの歩、すなわち『躍進』ひいては成功

    花を咲かせたり、作物の実を手に入れるには、まずは種を蒔くことが必要となる
    それにさらに、水撒きをして雑草を取り、手入れを大事に世話をしてはじめて花を咲かせたり、作物を収穫することができる。
    富や成功を手に入れたいと望むのであれば、それと同じで、まずは種を蒔く、準備をきちんとし、さらに、努力をすることで
    初めて大輪の花、すなわち富や成功を手にすることができる。

    何もしないで、富や躍進を手に入れることはできない。という意味である。

    何ごとにおいても、タネをまかずには何も手に入らない。
    当然お金も勝手に生まれるわけはない。
    何も行動せずになにか利益を得ることはできない

    自らはタネもまかず(何もせず)、育てもせず(努力せず)に、実だけを収穫することはできないかを模索している人はいませんか?
    簡単に稼げる!何もしなくてもお金が入る!そんなありえない情報に騙されてフラフラしてませんか?

    お金や成功などの自己利益だけに限らず
    何をするにもまずは行動することが大事。
    最初の行動の一歩目ができたなら、あとは自分自身の工夫や努力によって
    それが実を結ぶのでしょう。

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