2020年9月28日月曜日

チラ、ホラと咲くサクラ。「テレビは、よかったぞ」。弱さを、殉教心に

夏の終わりに、チラ、ホラ咲いた、さくらの花。どうして今頃、咲くんだよ。わからん。理由は、有るんだろう。
★隣の修道院の修道士が、珍しく自室に来た。「夏物の修道服、洗濯、出来たぞ」。洗濯物と、大きなツブのブドウを渡した。80代半ばの修道士。腰が痛むという。「テレビは、見たぞ。トマの人生、総てだな。もう終わってよかぞ。見送ってやるからな」。トマは、ハ、ハ、ハと笑って、受け流した。

★昨夜は、夕食後に、「こころの時代」を、また見た。心が沈みがちな時、これを見ると、なぜか盛り上がる。やる気が出てくる。録画の中の自分から、今の自分に学べる何かが有るんだね。「人間の生き方に、すごく興味があった。その人がどのように生きているか、ウラ側は分からないけど、見たことは真実だから、真実の心で揺れるわけだよね」。ウマイこと言ったな、そう思う。そして最後の、ルルドでの、シメ。それが、よかった。ディレクターが聞いた。『いま、あの、叩いた男性に会ったら、助けますか』。即刻、答えたね。『大丈夫か、は言うだろう』。そして間を於いて、『しかし手を伸ばして助けるか、わからない。コルベ神父さまを知った以上は、そう、なりたいとは思う』。やっぱり、弱いね。

それに比べて、今日は、生月出身の聖トマス西神父と十五殉教者の記念日だった。殉教者の血が、信者のタネとなる。生月にも、何度も訪れた。
「信仰には、厳しさが、ある」と教えられる。
★だが、老いが深くなると、最近、考えるね。血の色って、ザンコクじゃないですか。暗い洞窟、崖っぷち、の感じがする。それより広い野原の大らかさ。安らぎが、ほしい。唯一の、慰めが、マリアさまです。
★復活したイエスは、弟子たちに現われて、言われた。「あなた方に、平安あれ」 

1 件のコメント:

  1. がぶらってぃ2020年10月8日 11:36

    コメントがなかなか反映されず、
    失礼しました。

    マリア様のブルーを映したような青空にはえる
    桜の花の写真をありがとうございます。
    日本画のようであり、付下げの柄行きの
    ようであり。絶妙な構図と思います。

    隣接の修道院からは夏服が返ってきたのですね。

    思い出しますと、がぶらってぃが洗礼を受けた頃に
    おりました地域では、いかにも夏服らしい素材の
    修道服を見たことがありませんでした。

    その後、在外でアフリカ出身の神父さんや
    修道士さんと知り合う中で、うすーい麻素材の
    修道服と出会い、世界に広がる私達の教会を
    改めて実感しました。

    彼らは温かい衣類を多く持っていません
    でしたので、修道服の色に合わせた
    指定色衣類バザーのような催しを開催しました。
    当時はフリースなどありませんでしたから、
    手編みのカーデガンや、スカウト活動や軍で
    使わなかった毛布から作った外套などが
    見られました(当時は徴兵がありましたので、
    20代前半のお兄さんを持った生徒の家には、
    使われなかった軍の毛布が残っていたようです)。

    世界がそれなりに豊かになっていた1980年代に
    おいてでも、カトリック的な関わりの中では、
    お金で解決しない暮らし方が根付いていたように
    思います。

    温暖化の影響を受ける中、全世界の教会でも
    適切な夏服を取り入れなければならなく
    なるのかもしれませんね。

    お隣の修道士さんとは、完全に兄弟なのですね。
    兄弟でこそのやりとりが温かく感じ取りました。
    信仰で繋がる兄弟は、孤独から一番遠いところに
    あると思います。

    生月出身のトマス西神父さんと、十五殉教者の
    記念を大切に記しました。殉教の繋がりは、
    信仰を支える綱の一つと思っています。

    トマさんの毎日の日記更新に、今日もいつも
    ジンクーエン。

    返信削除