2020年6月1日月曜日

以前に、いい出会いがあったから、ありがとう、の実感が出てくる

食堂の、トマの食卓の戸の向こうに、今にも、散って飛んで行きそうな「タンポポ」の白い輪を見つけた。コンクリと、道路の隙間に、よくぞ咲いた花だ。「さあ、これから、どこに、飛んで行くだろう」。自然の成り行きの、ふしぎな思いにかられた。
★今日は、聖コルベ館に居た頃の出来事が、思い浮かんだ。ある年の5月、ある日に、91歳になるという男性が、1人で、聖コルベ館に現われた。「小崎さんですか?」と聞くので、「ハイ、そうです」と答えると、2人は、ソファに横になって座り、彼が語り始めた。
★妻は、騎士誌や、「十七歳の夏」を通して、登明さん、登明先生と慕っていた愛読者です。登明さんの本は、7,8冊ある。今年の復活祭の日に、84歳で亡くなりました。生前、聖母の騎士に寄付するように言っておりましたので、マリアさまの月でもあり、持って来ました。差し上げます。
★そう言って、分厚い封筒をトマに押し渡すと、名前も告げずに、すぐ帰ろうとした。びっくりしたトマは「待ってください」と、紙と書き物を持って来た。封筒は院長に渡し、騎士社で調べてみると、30数年前からの騎士誌の読者であった。
★その後、トマは幾度か、老人の家を訪ねて、しばし交流があった。今の記憶では、老人は粗食にあまんじ、日々、体操に努めていると言った。そして、その体操を見せてくれた。祭壇には、奥さんの写真があった。「奥さん、ありがとう」と呼びかけた。
★あれから、12,3年の長い年月が経っている。思い出した今、愛読者の奥さんのため、ご主人のためにも祈ろうと思った。どこかで、誰かが、ご縁をつないで下さっている。ありがたいことです。そのことを、トマは知らないで、過ごしている。何やら、肩の荷が重たい感じがする。
★「聖コルベ館で、いい出会いがあったから、ありがとう、が実感として、出てくる」

2 件のコメント:

  1. 元日のエリザベット2020年6月1日 16:47

    今この状況下で、トマさんにとって一番お辛いのは、訪問者が来られないことでしょう。
    みんな行きたいけれど、我慢しています。
    しばらくの間、今日のように思い出で繋いでいて下さい。
    再会できる日が早く来ますように。

    返信削除
  2. がぶらってぃ2020年6月1日 17:04

    たんぽぽの綿毛が、まん丸ではち切れそうですね。
    生命の躍動を感じます。狭間に生まれたたんぽぽの
    イノチにより知らされる私もまたイノチです。
    見つけてくださったトマさんに感謝いたします。

    たんぽぽの写真は、窓から撮影されたのでしょうか。
    ズームで寄せて取られたのでしょうか。コントラストも
    ずいぶんはっきりと見えます。これも長崎の
    「ひかりと祈り」のなせる技でしょうか。

    聖コルベ館での出会いには、さまざまな広がりがありますね。
    全て神さまが良いようにしてくださる、すなわち
    全ての出会いが自分にとって必要なことだとすれば、
    出会いは全てが聖なる偶然なのでしょう。

    トマさんがフランシスコ園で書いてくださっていることで
    繋がる私達もまた聖霊に包まれていると思えます。

    意味ある偶然に敏感に、多くの発見をもって、
    人々の暮らしに役立ちながら過ごせるよう祈ります。

    トマさん、今日もありがとうございます。


    返信削除