2018年11月9日金曜日

人生とは出会いの旅。本を読んで長崎へ。喜びの出会いがある

11月の初めだった。見知らない男性から、お手紙をいただいた。神奈川県にお住いの70代のお方です。
★「はじめてお手紙をさし上げます。東京の病院に入院したとき、図書室で、著書『信仰の出会い旅』を手にし、読書させていただきました。今は『長崎のコルベ神父』を読書中で、とても楽しく読ませていただいております」
★私の小さな文庫本が、見知らない場所で、目に止まり、読んでくださる方が居るのは、本当に嬉しく感激です。
★手紙文は更に続く。「長崎には、何回となく訪問しておりますが、著書の中の1つでも訪問してみたくなり、11月6日と7日に行きます。何の用件がある訳ではありませんが、もしご迷惑でなければ、お目にかかれば嬉しいと思っております」
★お会いするといっても、ホームは、長崎市から車で1時間10分程の距離にある。列車、バス、タクシーを乗り継ぐと、多くの時間と費用もかかる。ホームに来ていただくのは有り難いが、大変でしょう。
★幸い、7日には、長崎で、女子高校生たちに語り部を勤める予定になっています。教会へ来ていただければ会えるでしょう。電話番号が記してあったので、電話で伝えた。「7日の昼12時30分に、聖母の騎士の教会へお出でください」
★その時間に教会へ着くと、神奈川の男性ご夫妻が、教会で待っておられた。私の顔を見て、修道服をも見て、安心されたようです。間もなく女子高校生たちが教会へ入ってきて、話が始まった。ご夫妻は、後部の席で聞いておられた。女子高校生たちの「ハレルヤ」も聞いて、その後、お別れした次第です。
★人は毎日、出会いのなかで生きている。家族に出会い、近所の人に出会い、思いがけない人に出会い、すぐれた芸術や、事故・事件に出会い、さまざまな体験をする。出会いとは、受ける側の『こころ』が止まり、私が変わることだ。自分の人生を振り返るとき、沢山の人に出会った。支えられた。出会いは、神さまのお恵みだった、と言える。人に出会い、最後は神さまに出会うだろう。そんな事を考えながら、ホームへ帰った。
★翌日、男性に電話をしますと、出会いを非常に喜んでおられた。「いつまでもお達者で、またお会いしましょう」

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