毎日、「90歳日記」を書いている。何処で、誰が、読んでくれているか、全く分からない。ただ自分のために、ボケ防止のために、終末の心境で書きつづけている。そんな中、突然「お会いしたい」と訪ねて来る人が居れば、それは嬉しさと驚きを隠せない。
★事務室から自室に電話があった。「いま男性1人が、小崎さんのブログを読んで、お会いしたいと来られている」「自室にお連れしてください」「いや、それが時間がないそうです。お顔を見ただけで帰ります、と言っています」。メガネをかけ、デジカメを持って、玄関へ降りて行った。
★写真の男性が待っていた。東京の人、名前も告げた。「長崎空港へ着いて、レンターカーを借りて、直ぐに来ました」「日記を見ているんですか」「ハイ、2年前から毎日、読んでいます」「どうして日記を知ったんですか」「検索している内に、日記に行き当たりました」「そりゃ、どうも。何か、心に響くものがありますか」「ええ、それは、もう、あります」
★男性は、「おみやげは何も持たない。途中の花屋で、お花を買いました」。シクラーメンの鉢物だった。「ありがとう。お花まで頂いて」「これから長崎市へ出て、早くレンターカーを返すので、急ぎます。一目、お会いするのが念願でした。嬉しいです」。トマが握手を求めた。
★全く見知らない男性が、一目会いたいと、わざわざホームまで訪ねて来たのは初めてではないか。その熱意に心が動いた。男性のことは何も聞かない。訪ねてくれるのが有り難い。
★日記の、何が、人を惹きつけるのか。自分では分からない。ただ気持ちとしては、単なる日常の出来事や行事を示すのでなく、人の生き方や、苦労と喜び、悩みや困難、それらを乗り越えるひと言が欲しい。90歳。終末に向かう気持ちを正直に記したいが、限度もある。どこまで書けるか迷いもあるが、記録で吐露したいとは思う。
★「心に、ひびく言葉、手アカの、ついていない言葉、魂をふるわせるほどの、一句がほしい」。いま、一番うれしいこと、「小崎さんですか。会えて、よかった。うれしいです。日記、読みました。本、読みました」と、言ってくれる人に、出会うことです。
「原罪なくして宿り給いし聖マリア、御身に依り頼み奉る我等の為に祈り給え。また、御身に依り頼まざる人々、特に教会に敵対せし人々、そして我等が御身に依り頼むすべての人等が為に祈り給え」
返信削除不思議のメダイの祈り
聖コルベの祈り
トマさんの日記のファンは沢山いますよ(^ ^)
返信削除大好きなトマさん 風邪引かないようにして下さいね。トマさんに会える日までお祈りします。
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返信削除訪問した本人です。何かものすごい美談になってしまっていて申しわけありません。ただ小崎さんにお会いしたかっただけなのです。その晩はひとり思案橋にて痛飲、翌日カミさんと合流する前、聖母の騎士教会におうかがいしました。ちょうど祝賀会が行われておりまして、植え込みの陰から4名の神父様のお名前の幕だけ拝見して戻りました。未信者ゆえ、それ以上近づく度胸はありませんでした。経済状況が許せば来年またぜひおうかがいしたいと思っております。どうぞお元気でお過ごしください。ありがとうございました。
返信削除なんのなにがし 様
削除トマ修道士とのふれあいの恵みを神様に感謝してくださいますように。
そして聖母マリアさまを愛してくださいますことを願います。
聖母の騎士の奉献の目的は、自分たちの存在を通して聖母を愛する人が増えることだからです。
11/28 21:00の匿名様、ありがとうございます。未信者ゆえ、愛も感謝も偽りになってしまうかもしれませんが、それでも、お恵みに感謝いたします。
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