11月7日の日記に紹介した濱口夫妻。ホームの近くで整骨院を開院している。湯江教会の信徒。毎朝、ミサに来られる。ミサが終わっても、まだ暗い。暗い中で、濱口夫妻から声をかけられた。「トマさん、お昼ご飯、一緒に食べよう。施設が、ある」。ただ、それだけ。詳しいことは分からない。「12時半に、ね」
★その時間、自室で待っていた。ダンナさんが戸を叩く。庭へ出ると、白い軽に、奥さんも乗っていた。軽は、町内をしばらく走る。「この道、いつもミサへ行くとき、ジョギングしながら歩く道です」
★早々と、着いた。「就労継統支援B型事業所・かたつむりの家・みのり食堂」の看板があった。詳しいことは分からない。この「みのり食堂」にお世話になるらしい。室内は明るく、広々としていた。昼食の時間のみ、運営している。日替わり定食、限定になっている。「こういう施設があるので、トマさんを連れ出した」という。「え、え、初めてだな」。高来町湯江には、適当な食堂がない。お客さんが来ても、連れ出して、食事が出来る場所がない。「ここが、あれば、便利だね」。客は1人しか居なかった。後は私たち3人だけ。接客は丁寧だった。温かいお茶が出た。
★色の違ったご飯と、サバの味噌煮と、竹輪の料理、野菜、汁もの等々、心のこもった料理が出てきた。それに、小さなお菓子つき、コーヒーか、カルピスが付いてあった。看板に「550円」と記していた。「ああ、おしかったな。写真を撮ればよかった」。食事の途中で思いついた。ザンネンです。
★垣根に、なんだろう?朝顔のような紫の花が広く咲いていた。帰りは、ジョギングの道を軽で案内してくれた。川が流れて、橋の向こう丘に、聖フランシスコ園がくっきりと見えた。(ここからの眺めも、いいな)
★「お昼ご飯、ありがとう」。湯江教会の庭で、車を降りるとき、奥さんが言った。「主人の還暦は、もう終わったのですが、来年、わたしが還暦です。子ども達が祝ってくれるそうです」。夫妻は明るい微笑みを私に贈ってくれた。
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