ホームの食堂です。何十人の男性・女性が、ここで一緒に食事をしているか、数えたことはない。わたしの席は、右側の、洗い場近くになります。席の、右となりが、入江さん。左の隣には、五島出身の女性が、2人。一緒に、祈りの声をあげて、十字を切って、食事をしている。
★前にも書いたが、数年前、ホームに入っていた先輩・修道士を見舞い、この食堂で彼を見たとき、「ああ、自分は、とても、ここでは、生活できないなァ」と雰囲気から感じていた。
★それが、そのまま我がジンセイになろうとは・・・。人の世の流れは、わからないものですね。幸い、覚悟もあり、2年も経てば、もう抵抗はなくなりました。仲良く、食事に溶け込んでおります。
★きょうで、10月は終わりです。職員さんが朝食のときに告げた。「きょう、昼食から、席かえをします」。みんなは、ザワザワ、なるわね。どこへ行こうか。でも、思いのままには、いきません。先ず、車椅子の人や、食事に手がかかる人の席が優先的に決められる。長年の智恵でしょう。「後は、ご自由に、思いの席に」
★入江さんが、「おまえと、オレは、いっしょだ」という。更に、入江さんが、キリエさんに、「あんたは、いっしょに、風呂にはいっているから、いっしょに、な」と念を押す。こんな、ところの、運び具合がオモシロイ。
★わたしは、ガラス戸・側の明るいところが、いいな。右手には、朝の牛乳を温めるレンジもある。便利です。そして、昼食になった。思い思いに、目当ての席に散ったわけです。
★結局、おさまってみれば、わたしの右となりは、入江さん、キリエさん。左側には、今まで通りの五島の女性2人が席に収まった。こんな、ホットした、一日でした。キリエさんは、前に居たときの席と一緒でした。
★それに午前中は、理髪屋さんが、親さん、夫妻さん、3人で来られて、20人近くのサンパツをしてくれた。気持ちも、すっきり、なったよ。
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