きのう、101歳で亡くなった女性のことを書いたが、きょうは葬儀・告別式があった。
★これまで私が入居してからも、どれほどの入居者を神の国へ見送ったことだろう。だが、お通夜や葬儀の写真は、ほとんど載せたことがなかった。101歳、フィロメナさんの葬儀は撮りました。
★こんなに長くイノチをいただいた。ほんとうに神さまのお恵みに違いない。園長神父さまは言った。「亡くなる朝、行ってみると、目をパッチリあけていた。朝食が終わって、行ってみると、同じく目をパッチリとあけていた」。それから安らかに生涯を終わったのであろう。
★さすがに、老人ホームは、老人ばかりです。「でも、101歳までは、生き得ないわね」。そんな感想が聞こえていた。人生は、1回きりしか、ない。与えられたイノチを大切に生きよう。これは大事なことです。
★今朝、6時のミサでは、「善きサマリア人」の箇所が読まれた。ルカの10章です。強盗に襲われ、傷ついた人の話です。33節、「その人を見て、憐れに思い、近寄って・・・」の所で、脳裏に「サーッ」と閃いた。
★17歳、原爆の日、女子中学生を助けて、担架(たんか)に乗せて運ぶ途中で、また飛行機が飛んできたので、担架をほったらかしにして逃げた。その後、女子中学生は、どうなったか。
★10年が経過して、彼女に再会した。リッパな娘さんに成長し、役所で働いていた。「どうして助かったのか」と聞くと、「中々、助けてもらえなかったが、最期に1人のお爺さんが通って、『その人を見て、憐れに思い、近寄って・・・』、彼女を背負って、救援列車が来る線路まで運んでくれた。それで助かった、と言う。
★この実体験は、私の生涯にとって、常に、常に「善きサマリア人」につながって、離れない。
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