これも勉強です。近所の小学校、低学年の児童たちが、ホームの見学に来た。施設の女性たちも珍しく、食堂前の長イスに、10人ほどが座って、子どもたちが通り過ぎるのを眺めていた。この日は交流でなかったから、子どもたちと話を交わすことはなかった。
★私も、イスの仲間に座っていた。想像だけが、アタマを駆け巡る。小学校低学年だから、7歳か、8歳であろう。老人ホームという理解はあるのだろうか。子どもたちの家族に、お年寄りは居るだろう。その人たちと、ホームはどう結びつくのか。
★子どもたちは、ホーム内を一巡して、食堂で、職員さんの話を聞いた。7歳、8歳の時代は我々にも、あった。この子たちが、あと80年生きて、私の年になる。80年だよ。なぜか、遠ォーィ、全く違った世の中になっているのを感じた。新幹線が長崎まで来るような時代を飛び越えているだろう。
★しかし、世の中は科学的に、社会的に全く変わったとしても、愛や、思いやり、優しさ、悪いことは悪い、憎しみが争いを引き起こす、それらは不変で、今と人間は変わらないであろう、と思った。
★今、「教会の祈り」の「読書」で、旧約聖書の「シラ書」を読んでいる。紀元前、何百年前に書かれたのに、人間は如何に生きるべきか、感動するほどリッパに書いている。人間の本心は、いつの世にも変わりは無い。それをシンから学ぶべきことが大切であろう。
★「良心にやましいことのない人、希望を失うことのない人は、幸いだ」(シラ書14・2)
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