ルーマニアの家庭に、200ユーロ、2回目、郵便局から送金した。送り先は、東京在住のペトロ・イシトク神父さん(オレと一緒の背丈の小柄な親友神父さん)に聞く。円安になり、前の時より、3000円も高く支払った。送金のお金は、色紙を売った資金。25枚分。郵便局員も馴れていないらしく、手続きに45分を要した。こっちはイラ、イラ。コラ、お前は、早く処理・作業をしないか、とグチをこぼす。こっちは短気だからね。ガマンして、やっと終わって、聖コルベ館へ戻ると、ちょうど、タクシーから降りて、聖コルベ館に入る1人の男性にかち会った。あと1分、遅いと、タクシーで去るつもりだった。うまい具合に、ピッタシに出会ったわけです。なんと、その男性は、20年ぶりに出会った貞雄さん(昭和4年うまれ・神奈川・逗子出身)だった。「小崎サンは居りますか?」「わたしです」「ああ、会えて、よかったなあ」。20年前だよ。逗子で出会った。1992年だった。奥さんのチセさんがこの年、1月6日に62歳で亡くなった。チセさんは腎臓病を病んで、長年、透析をされていた。奥さんは言う。「苦しみは神さまの御摂理です。聖書にもあるでしょう。『我が成すところ、汝、いま知らざれども、後の又これ知るべし』。与えられた御摂理なんだ、いま試練なんだ、そして道を開いていく。最もそこまでが大変ね」。28年間、病気で耐え抜いた。ダンナの貞雄さんも大変だった。こんな夫妻を何で忘れよう。「よー、訪ねてくれたね」「正月、沖縄で過ごして、帰りに立ち寄った」「ああ、よかった」。子どもは2人だった。いろいろ思い出してきたよ。郵便局でのイラ、イラも、ちょうど時が合って、これも良かったんだ。ジンセイなんて、こんなもの、だから捨てがたい。おもしろい。明日に期待もするよ。「いま苦しみあれど、きっと、いい巡り会わせが、やってくる」。貞雄さんと楽しい語らいの時を過ごした。色紙を2枚買ってくれた。「亡き妻の写真のソバに飾るよ」
「いま苦しみあれど、きっと、いい巡りあわせがやってくる」、いいお言葉です。気持ちが軽くなるようです。ありがとうございます。
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